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TSの分類

 TSは幅広いジャンルで色々あるので、ここでTSの分類について考察します。


 分類の方法は色々ありますが、ここではただ「TSの手段による分類」です。つまり「どうやって性別が変わる」だけで、「可逆、不可逆」や「恋愛対象」など、TSした後の展開は別の話にします。


 説明と同時に各種の分類の作品も紹介します。できるだけなろうに投稿されている作品の名前を挙げますが、なろうではまだ見かけたことない種類もあります。


 ここでなろう作品を紹介する時は ” ན 『・・・・・・(作品タイトル)』 ” という形で表記します。




1. ཛ [転生]


 死んで前世の記憶を持ったまま生まれ変わるという、よくある転生もの。なろうでは最も一般的だとも言える。「異世界転生」であるものも多いが、ただ同じ世界で生まれ変わるというものも多い。


 ただし本来の意味のTSとは決定的に違うところがある。本来これはTSだと見做さない人もいる。


 そもそも転生したら自然と違う人間になれて、この場合TSはただおまけみたいなものとも言える。前世の人物と同じ記憶を持ったとしても人格が混合するという場合も多い。


 確かにTS転生で普通のTSものと同じようにTS要素がいっぱい強調するものも多い。


 例えば、 ན 『TS転生してまさかのサブヒロインに。』

    や ན 『英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す』

    や ན 『転生前は男だったので逆ハーレムはお断りしております』など。


 しかしその一方、ただ普通に転生して、たまたま(・・・・)性別が違うだけで、普通のTSもののよくあるTS要素があまりないというものも多い。


 例えば、 ན 『リビティウム皇国のブタクサ姫』

    や ན 『生まれ変わったら第二王子とか中途半端だし面倒くさい』など。


 この場合、TSに興味ない(もしくはTS苦手な)人でも普通に読めるでしょう。


 人間の人口は男女同じくらいいるのだから、生まれ変わって性別が変わってもおかしくない。むしろ普通に考えてみると転生ものの半分くらいはTSものになるはずでしょう。


 その原理に基づいて、転生者が複数いる作品でTSとTSしない転生が同じくらい混ざるというものもある。


 例えば、 ན 『いもおい~日本に異世界転生した最愛の妹を追い掛けて、お兄ちゃんは妹の親友(女)になる!?』

    や ན 『隣のお嬢様が前世での彼氏だった』など。


 ただし、実際になろうの転生ものはTSではないものの方が圧倒的に多いというのは現状。


 逆に考えると、転生ものだいう描写があるのに「前世は誰?」についてあまり言及していない作品は、「実はTS転生」だという想像もできる。


 例えば、 ན 『転生王女と天才令嬢の魔法革命』

    や ན 『最果てのパラディン』など。


 もしかして前世では違う性別? TS好きな人なら勝手にそう思い込むこともあるでしょう。


 その一方、前世の記憶が曖昧なのに、「何となく今とは違う性別みたい」という描写があるというものもある。これもTSものと見做されるが、この場合は結局「ただの思い込み」っていうオチもあるかもしれない。




2. ཛ [薬] [食べ物]


 何か変な薬を飲んだらTSするという設定もある。飲み物や食べ物に混ざっている場合もある。


 例えば、 ན 『怪しいジュースで女の子になった僕が幼馴染と一緒に新たな門出を迎えるまでの話』など。


 TSと同時に若返りの効果も含まれるものも多い。


 例えば、 ན 『TSした大人でSな幼女様と、押しに弱い高校生お姉さんの日常』など。


 人工的に作られたウイルスが採用される話もある。


 例えば、 ན 『俺がヒロインなんてゴメンだ!〜体が女になっても心まで女の子に堕とされるわけがない〜』など。




3. ཛ [アイテム] [道具]


何か特別なアイテムや道具を使って性別を変えるというもの。


 実質的に薬や食べ物とほぼ同じ。ただ口にしなくてもいい。


 例えば、 ན 『終焉に向かう現代社会で『ステータスアプリ』頼りに生きていく ~最強種族【美少女】になったけど、それでもリアルは厳しい~』

    や ན 『男のときは歯牙にもかけてもらえなかったソロ冒険者の俺が、ギルド受付嬢に転生してモテまくる』など。




4. ཛ [魔法] [異能]


 魔法を使って、完全に人の性別を変えること。よくある気軽にTSの原因に使われる設定。


 時々「魔法」と呼ばないが、「異能」や「呪い」など超自然の力が加わる場合も含まれる。


 これはファンタジー世界のものではよくある。


 例えば、 ན 『いつまでも可愛くしてると思うなよ!』

    や ན 『賢者の魔法で俺、黒髪少女になりました。』など。


 現実世界で都合のいい時だけファンタジー要素が混ざって、TSさせる魔法っぽい不思議な力が登場するというものもある。


 例えば、 ན 『僕を女の子にしたのは質の悪い悪魔でした』

    や ན 『男子校の姫は苦労する』など。


 温泉などに魔力が入って、浸かった人間が性転換するなどという設定もある。


 例えば、 ན 『湯の街奇談』など。




5. ཛ [変身]


 これも魔法や異能と同じだが、可逆なものを示すことが多い。よくある例は「TS魔法少女」というもの。


 魔法少女だから当然女の子しかできないが、TS魔法少女は元々男だったのに例外的に魔法少女に変身できるという特別な存在。


 変身したら女の子になるが、変身を解いたら普通に元の性別、つまり男性に戻って、こうやって正体を隠しながら本来の生活を同時に送っていくこともできる。


 例えば、 ན 『魔法少女ブルーミングリリィ』

    や ན 『TS魔法少女リュネール・エトワール! ~星月の魔法少女は気の赴くままに行動する~』など


 ただし、変身を解いても男に戻れず、そのままずっと女の子になってしまうものもある。


 例えば、 ན 『不思議の魔法少女ピュアハート』など。


 その他に、魔法少女になるためにわざわざ別途に女体化するというものもある。この場合は変身を解いても元に戻れない。


 例えば、 ན 『魔法少女タイラントシルフ』など。




6. ཛ [奇病]


 変な病気によって性別が完全に変わってしまうというもの。


 「TS病」という病名がテンプレとして成立するほどよく使われる設定。


 一応「病気」と呼ばれるが、実は「まだ謎が多くて科学的に説明できない病気」という設定が多いので、あまり深く考えなくてもいいかも。


 例えば、 ན 『親友がTS娘になって、俺と結婚したいと言うが、断固断る』

    や ན 『TS病にかかりましたが僕は普通の日常を送りたい。』など。


 使いやすいおかげか、短編ものが多い。


 例えば、 ན 『オレが女になったなんて絶対に認めないんだからねっ』

    や ན 『実の親父(40代ガテン系)がTS病で美少女になったんだがとてもつらい…』など。


 普通は《男→女》しかないという設定が多いが、たまに《女→男》ものもある。


 例えば 、ན 『嘘を貫いた私と嘘みたいな幼馴染』など。(実は前例がないので、これは自分で書いたものです)


 「TS病」というテンプレについてもっと詳しい話と作品紹介はこのリンク参照

  >> https://ncode.syosetu.com/n6126gu/11/




7. ཛ [異世界転移]


 異世界転移したら同時に性別も変わる。異世界転生とは似ているが、キャラは別にまだ死んでいない。


 例えば、 ན 『僕が好きだっていうなら誠意を見せろ』

    や ན 『男になれたので色々と満喫します!〜TS神官様(♀→♂)の異世界探訪記〜』など。


 ただし、TS転移はTS転生と違って、本来なら転移は性別が変わる原因にはならないはずなので、「なぜ転移したらTSなのか?」納得しがたいかもしれない。


 異世界転移のTSものの中で、転移とTSは直接関係なく、つまりただ「転移してからTS」または「TSしてから転移」というものもある。これは「TS転移」と呼ばないでしょう。


 例えば、 ན 『ゆりてん!~勇者として召喚されたのに理不尽な呪いによって女の子として生活することになった件~』

    や ན 『異世界帰りの少年の大事件 ~TSした元男の娘の非日常~』など。


 あるいは作物の世界に入ってその中のキャラクターになるというケースも「異世界転移」と呼ぶこともある。


 例えば、 ན 『異世界召還にやあらむ ~人間不信と男嫌いが行くトラウマましましの旅~』

    や ན 『勇者きららの転生 ~アイドルが異世界に勇者として召喚されたと思ったら、そこは乙女ゲーの世界だった!?~』など。


 その他に、そもそも女の子だが、魔法などの効果で男になって、異世界転移すると同時に元の性別に戻るという設定もある。


 例えば、 ན 『どうやら俺は育つ世界を間違えたらしい。あと性別も』

    や ན 『いよひ 〜異世界幼女姫だったボクは日本美少女勇者の故郷で平和に暮らす~』など。




8. ཛ [VRゲーム] [仮想現実]


 VRゲーム(多くの場合はフルダイブ)などではプレイしている間に自分がまるでそのキャラになりきるような感覚っていうものが多い。違う性別でプレイすることもできるのでこの場合はTSものだと見做される。


 ただしゲームから現実に戻ったら元の人物に戻るし、ゲームの中で体の感覚を完全に再現できるのは難しいでしょう。現実世界と同じように衣食住が必要なく、痛覚とかもなく、死んでも生き返るように作られたかもしれない。ただ外見だけ変わって精神まで変わるわけではないという場合も多い。本当にあのキャラとして生きているという実感は薄いので、こういうのはあまりTS要素を味わえないかもしれない。


 その中で、ログアウトできなくて強制的にずっとキャラになったままの状態で過ごすことになるものが多い。


 例えば、 ན 『〇月×日、今日は快晴』

    や ན 『TSリリー・オンライン 〜ゲームで女の子になってしまった僕は、不人気ジョブ『テイマー』でモンスター擬人化女子たちと百合百合しながらハーレム王に成り上がる!〜』など。


 その一方、ただプレイしている間だけで、後でログアウトができて、命懸けや緊張感のないものもある。


 例えば、 ན 『ディメンションウェーブ』

    や ན 『ようじょ・はーと・おんらいん!』など。


 逆にプレイしていたら実際にあの世界に転生/転移して戻れないというものもある。


 例えば、 ན 『賢者の弟子を名乗る賢者』

    や ན 『異世界でもうちの娘が最強カワイイ!』など。




9. ཛ [ゲームが現実となる]


 VRゲームではなくても、あるキャラを使ってプレイしていたらある日実際にそのキャラになってゲームの世界に転生/転移するという場合もある。


 普通の転生/転移とは似ているが、「ネカマ」や「ネナベ」にでいるつもりだったのに本当にそのキャラになってしまうというものが多い。


 例えば、 ན 『幻想世界のアリステイル』など。


 その他にも、自分の作ったキャラではないが、そのゲーム(またはラノベや漫画などの作物)の世界のキャラに転生/転移するというものもある。これは他の転生/転移とはあまり変わらない。


 例えば、 ན 『ギャルゲーのメインヒロインは僕の嫁!~気が付けば親友ポジにTS転生~』

    や ན 『兄妹で乙女ゲームの世界に転生したけど俺がヒロインで妹が悪役令嬢ってどういうこと?』など。


 その一方、ゲームではないのに、ゲームみたいにキャラクリエイトが採用されるという転生/転移ものもある


 例えば、 ན 『異世界転生のキャラクリエイトを《おまかせ》にしたら幼女で最強で200歳で!?!?』など。



10. ཛ [入れ替わり]


 異性の人と魂が入れ替わって人格と体が逆になるというもの。これもTSの原因でよく使う設定で、同時に《男→女》でも《女→男》でもある。


 例えば、 ན 『幼なじみと入れ替わったのだけれど、予想外にヤンデレだったのが判明してどうすればいいか分からないし、俺の周りにはヤンデレしかいない件』など。


 入れ替わって困惑する場合が多いが、お互いは新しい体で水を得た魚のような状態になるものもある。


 例えば、 ན 『乙男×筋肉女子~男女が入れ替わったらそりゃ自分の趣味全開で生きるでしょ~』など。


 入れ替わりものは一人称視点では説明しにくいところもあるので、三人称視点で書くものも多い。


 一人称視点の場合はいつも2人の視点の間に切り替えるというものが多いが、片方だけにフォーカスするというものもある。


 例えば、 ན 『隣の席の美少女と身体が入れ替わってしまった件』など。


 ただしこんな一人称視点のもので普段は入れ替わった後、視点は人格と共に移るが、視点が体に固定するというものもある。


 例えば、 ན 『腹黒妹と童貞兄が入れ替わったら……』など。(実はなろうで前例がないので、これも自分で書いたものです)




11. ཛ [憑依] [乗っ取り]


 ある人の魂が他人の体に乗り移ってその体を自由に制御できるということ。


 ただしもしお互いの体に乗り移るのなら「入れ替わり」になる。


 乗り移る方がまずは死んで、他の人の体に乗り移るというものもある。殆どの場合、元の体の持ち主の意識は消える。


 例えば、 ན 『優しいお姉ちゃんと可愛い弟』

    や ན 『妹になったお兄ちゃんが可愛すぎて、新たな扉を開いてしまいそうです』など。


 憑依した後に元の体の持ち主の意識がまだ残って「精神同居」になるというものもある。殆どの場合は体の持ち主の方がたとえ意識が残っても体を制御することはできなくて、幽霊みたいな状態なので、暗い話が多い。


 例えば、 ན 『異世界から戻った俺は銀髪巫女になっていた』など。


 まだ死んでいないのに、魂が勝手に他の人の体に乗り移るという場合もある。


 例えば、 ན 『ずっといっしょに』など。




12. ཛ [皮モノ]


 他人の皮を着用してあの人になりすますというもの。その皮が異性のものだったらこれはTSものと見做せる。


 「憑依」と似ているが、最初から存在しないというものもある。


 ただしこういうものはなろうでは少ない。そもそも嫌いという人も多い。TSものだと認めない場合もある。


 例えば、 ན 『俺の彼女は《カノジョ》じゃない』など。




13. ཛ [脳移植]


 死んだ体から脳を取って、脳が死んだ人間の体に移植するというもの。そうしたらこの体は脳の持ち主の人格になる。


 これはファンタジーというよりSFっぽいが、現在の技術ではそんなことはまだできないはず。


 例えば、 ན 『モブの男の子が美少女に生まれ変わってしまった話』など。




14. ཛ [手術]


 本来ならただ性転換手術だったらTSFと認めない場合が多いが、現実では存在しない特別な技術で性転換手術する場合もある。


 例えば、 ན 『魔法少女マンゴ☆スチン Tropical FruitS』

    や ན 『戦闘員のハヤミヤさん。』など。




15. ཛ [半陰陽(はんいんよう)]


 生まれた時から男性器がついていて、子供の頃からずっと男だと勘違いしたまま育ってきたが、思春期になると本当は女だと判明してしまって、これから頑張って普通の女性の生活に戻る、という話。


 これはSFやファンタジーではなく、現実でもあり得るTSもの。


 最初から女の子なので、性別が本当に変わったわけではないので、これはTSものの範疇(はんちゅう)に含まれないことも多い。


 ただしずっと男だと思いこんでいたのにいきなり女になるという葛藤(かっとう)はTSものと同じように描写されることも多いので、これもTSもの扱いされることもある。


 例えば、 ན 『僕が「僕っ子」なのには理由がある』

    や ན 『初恋の幼馴染、実は◓半陰陽☯でした』など。


 なお、現実では半陰陽というのは色んな種類があるが、以上説明したのは『女性仮性半陰陽じょせいかせいはんいんよう』というタイプであり、他のタイプの半陰陽はまずTSものとして扱わないでしょう。




16. ཛ [機械化] [人形化]


 死んだ人の脳や魂が機械に移植するというもの。本来なら機械は性別がないはずなので、これはTSとは呼びにくいかもしれないが、『少女型ロボット』や『美少女人形』になるという設定もあるので、この場合は一応TSもの扱いされることが多い。


 例えば、 ན 『21世紀TS少女による未来世紀VRゲーム実況配信!』など

    や ན 『呪いの館で人形に変えられました。その姿で館を永遠にさまようがいいと言われたので快適な豪邸生活を目指そうと思います』など。




17. ཛ [分裂]


 あるキャラはそもそも一人だったのに、いきなり「そのままの自分」と「異性になった自分」に分裂するというもの。


 どっちも元の自分の記憶を持っているので元の自分だと主張するが、その時点で人格が分岐する。性別が変わった方がTSキャラということになる。


 視点が元の自分のままの方に残って、TSしたもう一人の自分を見守っていくというものもある。


 例えば、 ན 『曖昧な俺と私』

    や ན 『もう1人の自分が女だったらどうしますか?』など。


 その一方、視点がTSした方の自分に移るというものもある。


 例えば、 ན 『オレ俺 ~モテない元俺を幸せにするために、TS少女になったオレは頑張る!~』

    や ན 『俺が妹になるなんて聞いてない!』など。




18. ཛ [人格共有]


 同時に存在する2人(の体)は同じ人格を持って、記憶も思考も同じなので同じキャラとも言える。もしこの2人の体は違う性別だったら、これはある意味TSものになるでしょう。


 異世界ものなどで、2つの世界で同時に生きているというものもある。これは「異世界転生」と違って、同じ時間でどっちの世界でも存在する。「異世界転移」とも違う。


 例えば、 ན 『おはようから始まる国づくり』など。




19. ཛ [両性交代]


 「ある時は男だが、ある時は女になる」というキャラ。どっちが本当の性別か決まっていないものもある。


 なろうではまだ見かけたことないが、書籍ラノベなら『我が家のお稲荷さま。』などがある。


 同時に両性になったら、場合によっては「ふたなり」に近いものになるかもしれないが、そういうものが少ない。あっても殆どR18になる。




20. ཛ [肉体交代共有]


 両性交代と似て、同じ体で男にも女にもなれるが、人格は共有していないので、ただ「2つの人格が一緒の体を使う」ということ。


 何かの原因で本来2人だったはずの人物が合体して一人になるという場合もある。


 なろうではまだ見かけていないが、漫画でいうと『ToLOVEる』の『レンとルン』など。




21. ཛ [平行世界]


 平行世界パラレルワールド、つまり同じような世界が2つ以上存在して、違う世界線で異性の自分が別に存在して、ある事情で入れ替わりが起きるというもの。


 例えば、 ན 『隣ノ世界ノワタシ』

    や ན 『百合ボクっ娘ㄋ世界線』など。


 ただし、片方がもう一つの世界線へやってきて、ただ「異性の自分と会う」だけで、入れ替わりではないという場合もある。この場合はTSとは言いがたいかもしれない。


 例えば、 ན 『うちにこんな年上の妹はいなかったはずだが、お前は誰?』など。




22. ཛ [現実改変]


 ドラえもんの「もしもボックス」の効果みたいに、まるで関係者以外の人の記憶が改変されるという話。


 「男だったのに、ある日女になって、周りの人も自分が最初から女だと主張する」みたいなもの。あるいはその逆。


 例えば、 ན 『もしもあたしが***だったら』

    や ན 『ある日突然女の子になった僕の生活』など。


 ただしこういうものは「平行世界」と見做すこともある。どっちなのか曖昧っていうものもある。


 例えば、 ན 『白詰草』など

 



23. ཛ [思い込み]


 「現実改変」とは逆に、ただ主人公の頭の中に自分の性別が変わったという偽物の記憶が入ってきただけ。


 実際にこういうのは全然TSものとはいえないかもしれないが、本来「現実改変」や「平行世界」だと見せかけるもの中で、終盤でこんな「実はただの思いこみ」というオチになるようなものもある。その真実が明白になる時までこれは普通のTSものとは変わらないでしょう。


 ここで例を挙げればネタバレ(・・・・)になるので、これは本来「現実改変」や「平行世界」のTSものとして紹介されるものの中に紛れ込んでいるということだけは伝えておきましょう。




24. ཛ [原因不明] [その他]


 最後に、特に何の説明もなく、ただ「ある日性別が変わった」という描写があるものもある。


 こういうのはただ「TSものを書きたいが、設定なんて面倒だからどうでもいいじゃん」という思いつきで書かれたものもあるでしょう。特に「あさおん」というもの。


 例えば、 ན 『順応力が高すぎる男子高校生がTSした場合』

    や ན 『あさおねっ ~朝起きたらおねしょ幼女になっていた件~』など。


 または実は原因の設定があるかもしれないが、作中公開されなかったり、ネタバレになるので終盤までわからなかったりする。作中のどこかに説明が書いてあるかもしれないが、ただついスルーしてしまって見かけないという可能性もある。


 それと、TS原因が不明であることこそはポイントとして、考え方によって色んな可能性が膨らむという話もある。


 例えば、 ན 『私はボクで、私の弟はボクの彼女』




 以上、このようにTSというものは色々あるとおわかりいただけるでしょう。


 その他にこれも参照。

 - https://dic.pixiv.net/a/TSF

 - https://dic.nicovideo.jp/a/tsf

 - https://ja.wikipedia.org/wiki/TSF

 - https://ncode.syosetu.com/n8309dn/

 - https://ncode.syosetu.com/n4266er/

 - https://ncode.syosetu.com/n9411eo/

 - https://ncode.syosetu.com/n2405es/

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ཀཁགངཅཆཇཉཏཐདནཔཕབམཙཚཛཝཞཟའཡརལཤསཧཨ
― 新着の感想 ―
[気になる点] 文章の意味などに影響はないですが、少し気になるのは、 一般的に「それとも」は疑問文で使われることが多いであろう故、「もしくは」、「あるいは」などの方が読んでいて伝わりやすいだろうという…
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