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青い春の戦場  作者: 真琴
1/7

赤い機体の少女 小学生編

きまま書いていきます。

プロットはできてますが、文字に起こすのがなかなかなれないので色々と変な表現してしまいますが、優しく指摘してくださると嬉しいです。


追記

文章がめちゃくちゃで自分で読み返すこともなく、誤字も多かったため修正しました。後日ほかの話も修正していきます。

「今日は100円でどこまで行けるかな」




犬山隼人小学生5年生。ゲームの魅力に取り憑かれた少年である。いま少年はコックピット型のゲームGOB(god of battle)というゲームの中に入り100円を入れていた。本来このゲームは1回200円だが、対人用のゲーム機だと100円で負けるまでできるのだ。他が負けたらそこでおしまいである。小学生の彼には200円はでかい。


ゲームは一体一で広大なフィールドでダメージを与え合う至ってシンプルなゲームだが、自分で自分の機体をカスタマイズすると言ったところから色んな戦闘スタイルがあり奥が深いゲームである。


薄暗く、騒がしい空間の中。ふたつのコックピットの間の上にはモニターが映し出されており高校生、大人たちが視線をモニターに送り、騒いでいた。


「このカギ、もう2時間はやってるぞ!」

「もう10連勝だぞ!」


コックピット外の声に聞き耳を立て少年は高揚していた。


「おいおい、俺に勝てるやつはいないのかね。おっと次の挑戦者か」


ニタニタと表情を浮かべ気持ち悪く笑う少年。

少年は相手の名前見ず戦争を始めた。


戦争開始の音が鳴った。

一瞬だった。

相手の期待の槍が少年の機体の右目を即座に潰した。


「何だこの機体!早すぎる!防御体力を最小限に攻撃と速さに全振りしてやがる!」


少年のコックピットの右画面に黒いドットが現れ視界が奪われた。即座に前方にロングソードを振るが、羽のような翼で即座に上へ飛ぶ赤い機体。

少年は一時撤退するため砂煙をおこし逃げようとした。しかし、逃げ切ったと思った途端、スピアをつくモーションの音が微かに聞こえた。


「おおっー!ついに10連勝がおわるか!?」

「間違えてこっちの機体にのった少女だと思ったが、上手いな!この少女!」


「あぶっね!なんだコイツ女なのか?!くっ、まけたくねぇ!!!」


少年はピンポイントに全ての攻撃をシールドでガードし、隙が生まれた瞬間ロングソードで相手の機体を遠くまで飛ばした。


(逃げるんだ!このステージじゃ勝てない!)


少年は潰れていない片方の画面に集中し即座に距離をとった。森のステージまで全速力で逃げ、そしてスナイパーライフルを構え高火力の鉛玉を少女の機体の頭に打ち込もうとしたが、少女の機体はギリギリで避けた。そして少年が放った鉛玉が少女の機体の左腕に当たりぶっ飛んで行った。


「反応速度がはんぱねぇ!でも左腕はもらったぜ」


そして再び、狙いを定め撃つ、逃げる、撃つ、逃げるを繰り返す。が、少女は避ける、追う、避ける、追うを繰り返した。


「なんであれが避けれるんだ!すごいすごすぎる!」


「やっちまえ!少女!」

「終わらせろ!」


がやがやとヤジを飛ばすオーディエンスを無視し、少年は汗でぬれている手で操縦機を握り直した。

その一瞬、少年のスコープの目の前が、少女の機体の赤色で染まった。


「避けられねぇ!」


その瞬間画面はリザルト画面に切り替わり、You loesという文字が大きくかかれた。そして、少年は即座に先ほどまで目もくれなかった相手のプレイヤー名を確認した。


(fifty storm?見たことないプレイヤーだ)


ゲームの興奮が冷め、時間を確認すると時間は18時を過ぎていた。小学生が居座っては良い時間ではないということから少年は帰ろうとし、コックピットから出た。


そして同時に、もうひとつのコックピットから少女がでてきた。その少女は茶髪でロングヘアをした小学生。少女の目は曇っており、どこか悲し気だった。


「五十嵐さん」


少年は少女の名前を呟いた。そう、この少女は今日転校生として少年の学校にやってきた女の子だった。


少女は少年の問いかけに何も言わず出口へと向かっていこうとした。


「五十嵐だからfifty stormなのね」


少年はすこしバカにするように笑った。途端に少女は「うるさい」と赤面しながら小さな声で呟いた。その小さなつぶやきとは裏腹に少女は勢いよく少年の腹に拳を繰り出した。


そして、少年はぶっ飛んだ。


「なんなんだよ、あの女...」


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