戦闘
到着した城を近くで見るとすっごく大き…と思ったけどそれは城じゃなかった。
それもそのはず、工場側からの側面だけデカデカとハリボテで作られた物で普通に外堀は水で囲まれていて、建物の中に入るには橋が必要って感じでよくある感じなんだけど全くの期待はずれの城だった。
なんで見えを張ったのかこれからでかくするのかは謎
私はハリボテの門をくぐると扉の横にチャイムがあった。
「チャイムがあるけど押していいのかな?ごめんください。中に入りますね」
返答の有無を聞かず土足で踏み入れる。ここがサクヤちゃんの家でもここにクロがいるなら入っても文句ないはず。
中にで見たものは!これまた狭い部屋があるだけでドンドン小さくなってない?
マトリョーシカ人形の様になってる気がする。
部屋2つしか無いし両方の部屋に下に降りる階段見えてるしなんなのかの家は!
ここは城でサクヤちゃんはお姫様じゃないの?
ブーブー文句を言いながら片方の部屋の階段を降りてみた。すると隣にも階段がありつまりどちらから降りても問題無いみたい。
最早何も言えない気持ちになっていた。
それでも奥へ続く道があり結構広そう。
地下は薄暗く所々松明がある程度で何かモンスターとか出そうな雰囲気でいよいよ異世界って感じになってきた。
道はまだ一本道だから安心できる。何かあればダッシュで階段登る準備は出来てる。でも一歩一歩歩くたびに足跡が響いてくる。と言うことは私以外聞こえないし誰もいないのかもしれない。そんな安堵と緊張感でドキドキしながら前に進む。
しばらく歩くと大きな広場に出て辺りを見回すと東側と西側に扉が2つある事に気づく。
東側はピンク色の可愛い感じの部屋
一方西側は鉄で出来ている明らかにボスがいそうな部屋この2つしか行く場所ない限りどちらかに行かなきゃ行けない。
と言うか両方行かなきゃダメだろうしどちらが先かが問題。
「死神?どっち行ったらいい?」
「そりゃ西側だろ?ボスいるなら倒して犬ころ回収して終わらせようぜ」
早く終わらせると言うのは同意だし、私は嫌いな物は先に終わらせたい性格なんで西に行こう!
鉄の扉は近くで見ると思ったより大きく私の身長の倍はありそう!
一つ深呼吸をして扉を勢いよく押そうとするとこれまた予想外に簡単に開いた、というかこれもハリボテで鉄でもなんでもなくダンボールで作られた色を塗ってあるだけであった。
「なんなのよこの城はぜんふハリボテじゃないよ」
そんな中猫の姿をしている死神が毛並みを逆立て目から殺意が感じられる。
「おい、いよいよ戦闘に入るぞ!」
サクヤちゃんが差しているクロの面影はあるものの明らかにケルベロスだ!
「ど、どうしようあんなのと戦うの?勝てないよ」
「変身して戦うんだよ、その為の魔法少女た」
「わかったわ、キラキラマジカルメイクアップ」
例によってハーフツインにミニスカートという格好になったけどそんな事を考えている暇がない。
ケルベロスが突進してきた。
「私どうしたらいいの?死神」
最早泣きながら喋っていた。
「お前に一つ能力を与えてるそれを使うんだ!転生する前に強く欲していた力それが使える」
そんな事言ったって今思いつかないよ。
ケルベロスの攻撃を間一髪かわすので精一杯の状況あの時のことなんて思い出せないよ。
「お前の目的はなんだ?復讐じゃないのか!」
そうだ!私の目的は三姉妹を魔女狩りと称して焼き殺した奴らに復讐するだ、あの時思った想いが蘇る」
「我の炎よ、あのモンスターを焼いてしまいなさい」
ステッキを向けてケルベロスにそう強く願った。
すると青い炎がステッキから放たれた。




