植物系男子
僕が根を張っているのは、君を受け止める為だよ。
僕が茎を必死に伸ばしているのは、君を見つけやすくする為なんだよ。
僕が強い香りを発しているのは、君に探してもらえるようにという願いを込めているんだよ。
君は僕の太陽なんだ。
君がいないと、冬の夜のように暗くて寒くて、凍えそうになるよ。
君がいるなら、他に何もいらないよ。
僕という花が咲いたのは、君に出会う為なんだと信じているよ。
僕には君が全てなのさ。
だからまた会いに来てほしい。
僕はいつまでも、変わらぬ場所で咲いて、君を待ち続けよう。
この命が尽きるまで。