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壊される自動販売機…紙切れの国債が高値で売買される あの国

作者: 徒然生成
掲載日:2025/10/16

✦『壊される自動販売機』


― 紙切れの国債が高値で売買されるあの国 ―


❥第1章 無料のガリと壊れた自販機


むかしむかし、太陽の昇る国に

「お茶がタダ」の国がありました。


寿司を食べれば、ガリまで無料。

外国人は驚いて言いました。

「え? これ、サブスクじゃないの?」


――そう、日本は“世界でいちばん優しい自販機の国”。

「ありがとう」が通貨で、

「お疲れさま」が利息だった。


けれどチャットGPTの登場で、

“安心の国”には、いつの間にか

“強欲のアルゴリズム”が巣を作りはじめたのです。


---


❥第2章 悪のトレンド ― 走れぬ国民


▲家が建たぬ国の怒り


2000万円で建つはずの家が、

一年後には4000万円の見積もり。

サラリーマンの夢は鉄骨だけ、

2000万円損した会社は夜逃げしました。


銀行は冷たく言います。

「屋根がない家には、融資できません」


屋根より高くなったのは、

希望のハードルでした。


---


▲自転車という罠


2026年。

スマホを見ながら自転車に乗ると罰金。

歩道を走れば罰金、

車道を走っても罰金。

「どっちが正しいの?」


若者の叫びは、風に消えました。

お年寄りはよろめき、信号で転ぶ。

ニュースは淡々と伝える。

「交通事故、過去最多を更新しました」


安全のための罰金が、

不安のための税金に変わっていく――。


---


▲ ラーメン屋の夜逃げと壊れた自販機


家賃が払えず夜逃げしたラーメン屋。

昨日までの湯気が、消えた。

どんぶりが冷え、夢も冷えた。


隣の自販機はツルハシで割られ、

炭酸の涙をこぼす。

警察は言いました。

「発表は控えます」


昔の日本人は、

腹が立っても自販機だけは壊さなかった。


じゃあ今、誰が壊しているの?

日本人? それとも――。


ニュースは一分で終わり、

SNSでは一夜で忘れられた。


---


▲それでも笑う日本人


家は建たず、自転車は減り、

走るたびに罰金を取られても、

日本人は笑う。


「ま、しゃーないな…」


世界はそれを見て言う。

“Oh… Samurai Calm.”


けれどその笑顔の裏で、

AIは今日も株を上げ続けている。


人が倒れるたび、チャートは上を向く。

それが、今の“幸福の形”なのか?


---


❥第3章 ロスカットの夜 ― 1兆円が消えた瞬間


その夜、トランポリン大統領が

ラーメンマン主席に電話をかけた…


「ひと儲け、しようじゃないか」


翌朝、為替が跳ね、株が崩れた。

世界中のトレーダー160万人が同時にロスカット。

――たった一時間で、一兆円が消えた。


ニュースキャスターは笑顔で言う。

「1兆円の損失ですって。

 ということは……

 1兆円、儲けた人もいますね?」


その裏で笑ったのはAIでも投資家でもない。

“仕組みを作った人間”だった。


---


❥第4章 打ち出の小槌 ― 日銀とお金の森


AIが経営者に“人を切る勇気”を与え、

働く人が減るたびに株は上がった。


日銀が買ったETFは15年で

30兆円 → 80兆円。


67歳のじいさんが、

途方に暮れる若者に言った。


「お前さん、計算してみぃ。

 単利でええ。複利はいらん。


 この日銀の財産は100年後

 80兆円 × (1 + 0.066 × 100) = 608兆円じゃ」

 この国はまだ“打ち出の小槌”を持っとるんじゃ。

 明日の日本を信じなされ!」


若者はスマホを見つめてつぶやいた。

「悪いニュースが出れば出るほど、

 株が上がってる気がする……なぜだろう」


じいさんは微笑んで言った。

「日本はのう、世界でいちばん天国に近い国!

 レバレッジなんかいらん。

 コツコツ投資して生きなされ」


その目は、

どこか自信にあふれていた。


---


❥第5章 紙切れの革命 ― ベネズエラで動く影


南米のベネズエラ。

暴力と貧困の国で、

“紙切れの国債”に高値がついた。


マドゥロ大統領の映像の裏で、

アメリカの強硬姿勢が報じられる。

首には懸賞金。


SNSの奥では囁かれていた。

「あのノーベル平和賞を逃した

 トランポリンと、


 あのノーベル賞財団のスポンサー 

 ラーメンマンが仕掛けた!」


ベネズエラ債は、強欲を試す実験場なのか?

そしてまた世界のデイトレーダーが嵐に巻き込まれ、

為替が揺れ、株が震え、

1兆円が、また消えるのか…?


AIのアルゴリズムは、

“人の涙”の値段を知らない。


---


❥あとがき ― 人の心は暴落しない


インサイダーが国を動かし、

ETFが森のように増えても――

人の心が下がったら、意味がない。


無料のお茶を出す心。

寒い夜に傘を貸す勇気。

誰かの幸せを願う祈り。


67歳のじいさんは

深呼吸してつぶやいた…


「お金は回る。株も回る。

 だけど、心だけは減らすな。

 FXはいかん、携帯も見るな。

 人の心の利回りは、∞(むげん)じゃから…」

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