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兄と私の話  作者: 百田
9/21

私の兄⑨ 2人で都会暮らし

都会に数年住む兄と、田舎から出てきたばかりの小娘の私。


兄を小うるさく感じた。

夜道を歩く時は人の多い道を選べだとか

電車に乗る時は痴漢が出るものだとして対策しなさいだとか。


まだまだ中2病の私は、19歳学生の身分でありながら遊び呆けてしまった。

ニコニコ動画関係のオフ会に出かけては朝までカラオケ。

学校にも行かなくなり、仕送りを貰うのはカッコ悪いと、バイトを始める。


学業と遊びとを両立させるバイトなんて夜の仕事しかない。


兄はすぐに、私の変化に気付いた。

当たり前だ、洗濯物も全部兄がやってくれてたし、掃除もそうだった。


兄は怒らなかった。

それどころかマリアザミという酔いにくくなるサプリも教えてくれた。


肝臓を守る為のサプリも食生活も教えてくれた。


もっと後になってから聞いたけど、あの時兄も似たようなバイトをしていたらしい。


さすが兄弟。



私の兄はそんな男なのだ。

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