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兄と私の話  作者: 百田
7/21

私の兄⑦

中2病真っ盛りの私と、受験で苦しむ兄。


兄は自分の夢である仕事に最短で着くために難関大学を蹴った。


そして田舎を飛びだし、都会の専門学校へ行った。


1つの秘密を抱えて兄は都会へ行った。



私は1人になった。



兄の使ってた勉強部屋は綺麗に片づいて


私は楽器も飽きて辞めていたし、軽音部には入らなかったけど、高校生にはなれていた。



そして次はニコニコ動画にハマった。


ニコニコ動画原宿とかの頃だ。


歌ってみた、踊ってみた、弾いてみた


毎日毎日新しい動画がある。

それぞれ面白い人がいる。

それぞれ上手い人がいる。


そのうち中2病の悪い癖で見てるだけでは飽き足らず動画を投稿するようになっていった。


Windowsのムービーメーカー

で作成した動画をこつこつ上げるようになった。


デジカメと使い古されたパソコンでの作業。


デジカメは三脚などないのでこれまた、あさりちゃんやその時ハマっていた大きく振りかぶっての単行本を積み上げ、その上にデジカメを置いて撮影していた。


音楽は聞こえるギリギリの音量。

なぜならば、祖父母や両親が帰ってきたらすぐに止めないといけないためだ。


一応恥ずかしいという気持ちは持っていた。

「何してるの」

と聞かれたくない気持ちもある。

それでもニコニコ動画はやめられなかった。




余談だが、使い古されたパソコンは一度兄がエロ画像を表示したままフリーズしてしまい、買いなおした経緯がある。

編集速度は格段にあがり、兄の株は下がった。

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