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兄と私の話  作者: 百田
2/21

私の兄②

私も兄も小さい頃の話。


住んでいた土地は田舎で。

どのくらい田舎かと言うと、国道はあるがその国道すら車通りが少なく、道路でバレーボールが出来るレベルの田舎だ。


因みに私の同級生は2人。


1人は自我も芽生える前、0歳から共に生きている女と、小学校の時にめっちゃ都会から転校してきた女。


私の人格形成はここで初期破綻したと思っている。

運動も勉強も絵も、

音楽や人当たりの良ささえ

いつも私はビリだったのだから。





話がそれたが、

我々兄弟は、こんな田舎でいかにして日々楽しく暮らすか考えていた。


ゲームも漫画も特に規制はされていなかったが、新しく購入となるとハードルが高く、家に有るものだけをひたすら消費する日々だったのを覚えている。


当時、実家にあった漫画は

スラムダンクとあさりちゃん

あさりちゃんは全巻ではなく、歯抜けであったが15冊くらいはあった気がする。

因みに私はその15冊を来る日も来る日も読みつづけ何巻の何ページの何コマ目のセリフまで暗記していた。


それを知る兄に時々

「44巻の30ページは誰が何と言っているでしょうか」

と問題を出され、答えると


「気持ち悪っ」


と言われる謎のお決まり遊びもしていた。


そしてファミコンが家にやってくるまでうちで流行った遊びは


「顎ミントン」


「漫画相撲」


この2つだった。

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