異世界から帰った俺は、、、
俺の名前は中村 慎也。普通の高校生だったが、ある日異世界に行った。
「よくぞ魔王を倒してくれた。貴殿を元の世界に戻そう。」
その声とともに俺は光に包まれ、意識が消えていった。
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「こ、ここは、、?」
目が覚めると俺はベットの上にいた。どうやら病院にいるようだ。
「せ、先生!意識が戻りました!」
そばにいた看護師らしき人が声を上げて医者を呼んだ。
そこから医者の話を聞いた。どうやら俺は恋人‐佐々木 真理‐をかばって車にはねられたらしい。それから約5年がたち、いまは22歳になったようだ。
異世界と同じような時間の流れらしい。後日、体に異常がないか検査するため、病院に数日いることになった。
医者が病室を出ていったところで俺は時間が余っていたので何かがないか探していた。すると異世界のスキルが使用できることに気づいた。いろんなスキルを試していると急に病室の扉が開いた。
「慎也くん!」
「おぉ、真理か。5年ぶりだな。」
5年も経っているため印象が変わっていた。真理は俺の胸に飛び込んで泣いていた。
「良かったぁ。」(私のせいで慎也くんが大怪我してごめんなさい)
おっと、パッシブスキル”読心術”が発動してる。パッシブスキル”読心術”はその文字通りに対象の思考を読むことができる。
「大丈夫だよ。真理のせいじゃないよ。」
「それでも、それでも、、」(あのときあんなことしなければ、、)
俺は真理が泣き止むまで背中をさすっていた。
しばらく時間が経ち、真理が泣き止んだ。
「ごめんね。取り乱しちゃって。」(恥ずかしいところ見せちゃった)
「大丈夫だよ。前にもこんなことあったしね。」
「もうっ、いつの話よ!」(そんな昔の恥ずかしいこと忘れてよ!)
そこから二人でいろんなことを話した。おれが眠る前のこと、眠ったあとのこと、二人で笑い合いながら。とても早く時間が流れて気づいたら外は夜になっていた。
「もうこんな時間だ!そろそろかえらないと。」(もうちょっといたかったなぁ。)
「.....あのさ、嫌ならいいけど俺たちまだ恋人ってことでいいの?」
「いやなんてことないよ!」(ずっと大好きだもん)
「あ、ありがとう。」
照れくさくなって外を見た。
「そういえば体の調子はどう?」(なにもなければいいけど)
「うん、特に以上はないかな。」
そう言い左手を持ち上げ、力を入れたり抜いたりした。
「それは良かった。」(その手でこっそりオナ◯ーしてたの気づいてないよね?)
それが聞こえた瞬間吹き出してしまった。
「お、俺が寝ている間に体に何もしてないよね?」
「し、シてないよ!なんでそんなこと?」(まさか、バレたの?私が慎也くんで(*自主規制)なこと考えて(*自主規制)みたいなことシてるの。)
「いや、なんでもないよ。」
キレイナソラダナ、、、遠い目をして外を見た。
「・・・」
「・・・」(そういえば目が覚めたから(*自主規制)みたいなこともできるのか。他にも(*自主規制)みたいなこともできるし、、、)
「・・・今度家くる?」
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あれから数日たち無事に退院できた俺は家に真理をまねいた。そこでやったことは想像に任せるが、異世界で強くなった俺の体力でも大変なほど激しかった。