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詩と歌

朝顔の花

作者: 日浦海里

朝顔の花が咲く

陽の光を感じて

静かに

艶やかに


あなたの口元が綻びる

君の声を聞いて

静かに

艶やかに


夜露が花の内側に零れて

白と青の万華鏡を描く


首筋の汗が胸元に零れて

白いうなじが青に映えて


そよぐ風にゆらゆらと

揺れる姿は川縁に浮かぶ船のようで


日傘の白がひらひらと

後ろ姿は額縁に飾られた一枚絵のようで


道ばたに咲くその姿には

気づけば視線は追ってしまって


届かぬ場所で咲くその姿でも

気づけば心は惹かれてしまって


---

朝顔の 花の雫に 奪われし

遠い日の青 夏の日の熱

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― 新着の感想 ―
[良い点]  なんとなく浴衣姿の女性を思わせる、そんなお言葉で。  夏の情景のはずなのに暑さは感じず。  短歌の通り、奪われたのでしょうかね。 [一言]  夏の花なのに涼やかなのは、朝しか咲かない…
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