これは看病だから
朝からのどが痛いと言っていた理久は、夕方から本格的に熱が出てきてしまった。
「大丈夫か?理久。おかゆ食べれそうか?」
「ん、ありがと。裕也が作ってくれたから食べる。」
またまたそんな可愛いことを言ってくるが、手に取ろうとしない。するとチラチラ俺とおかゆを交互に見て、食べさせて欲しいと甘えてくる。クッ、いちいち可愛い!俺はスプーンに一口とってふーふーする。熱さが分からないのでちょっと食べて見る。よし。そんな俺を見て、理久は頬を赤らめ目を閉じてアーンした。グハッ。
全部食べ終わると、薬を飲ませて寝かせた。薬はちゃんと校医からもらってきた。夏休みの間でも、学校が無人になることはない。助かった。
夜中、理久の熱が上がってしまった。苦しそうに汗をかいているので、着替えさせることにする。もしまた熱が上がったらと、渡された薬がある。
「理久、汗かいたから着替えような。」
そう言ってシャツを脱がし、体を拭いて新しいシャツを着せる。
「…理久、熱が高いからな、座薬入れよう。自分で出来るか?」
渡された薬は座薬だ。子供の頃誰もがかーちゃんに入れられたことのある(ホント?)解熱剤。尻から入れるやつね、イヤだろうけど、ホントに熱は下がるものなぁ。理久は熱のせいかしばらくぼんやりしていたが、やがてフルフル首を横に振った。……これは自分で出来ないという意味か、座薬がイヤなのか。
「理久、これ入れれば熱下がるから、な?痛くないし、楽になるから、入れよう?」
真っ赤になって頷くが、座薬を手に取ろうとしない。……こ、これは、あれか?お、俺が入れるのか?いいのかっ理久!自分の肛門も見たことないのに!(←当たり前)
「じゃあ、うつ伏せになって、うん、そう、じゃお尻上げるよ。」
うっ、こ、これはお互い時間を掛けてはいけないやつ!と思い、理久のパンツを下ろす。プリンっとかわいいお尻が……ゴクッ…っといかんいかん、指で肛門の穴を広げて、
「理久、入れるよ、力抜いて。」
そう言って、座薬を穴に当ててちょっと力を加えると、にゅるんっ、と吸い込まれるように入って行った。ついでにそれを追うように俺の指も肛門にピトッと張り付いた。
「あっ、んっ…」
ぬおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!ご、ごめんわざとじゃないんだああぁぁぁ!!
俺は慌ててパンツを戻し、理久の体制を普通に戻す。すると潤んだ目で、水、と言われた。そそそそそうだね、いっぱい汗もかいたし、水分取らないとね!(←動揺)
水を汲んで戻ると、目を閉じて口を開けて待っていた。いやいやいや、自分で飲まないの?とことん甘えっ子な理久に、しょ、しょうがないよね、と口うつしで水を飲ませる。
「もっと…」
グハッ、これはキスではない、看病だからね!数回繰り返すと、満足したのか眠りについた。
俺はというと………息子がギンギンになっていた。相手は病人だぞ!何盛ってんだ!!
はーっと息を吐くと、トイレに向かった。