表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/99

*

ロコモコ丼を前にして私はニコニコ笑顔だ。

美味しそうなご飯。

それよりも目の前に波多野さん。

わーい、幸せ。


「いっただっきまーす。」


上機嫌の私に波多野さんは苦笑いをしながら聞く。


「百瀬、最近機嫌悪くね?」


「今はテンションマックスです。」


「うん、百瀬ってわかりやすいよな。」


あれ?わかりやすい?

何かこれ誰かにも言われたなぁ。

えーっと、誰だっけ?

思い出したとたん、私のテンションはしゅるしゅるとしぼんでいく。

そう、木村さんだ。

あれ以来、木村さんとは関わっていないし結局お金も払っていない。

そんなことを忘れるくらい、今は水戸さんがうっとおしい。


「はー、顔に出てましたか。最近いろいろあったんです。」


「木村とか?」


「まあ、それもありますね。あのとき波多野さんが電話してくれなかったらどうなっていたことか…。」


微妙に思い出して私は大きなため息をつく。

ほんと波多野さんは救世主だよ。

あの電話はタイミングよかった。

電話がなかったらキスしちゃってたもんね。


「だから木村には気をつけろって忠告しただろ。着信音、大音量にしておいてよかったじゃん。」


「そうなんですよ。…って、なんでそのこと知ってるんですか?」


あのとき、マナーモードが解除され着信音が大音量に設定されていた理由は分からずじまいだった。

スマホのバグ?とにかくラッキーだった、で済ませていたのに。


「もしかして波多野さん私のスマホ触りました?」


「どうだったかな?」


波多野さんはとぼけた顔でロコモコ丼を頬張る。


あー、もう、これ絶対そう。

波多野さんの仕業。

仕事のことでもいつもフォローしてくれて、それをおくびにも出さない。

そういうとこだぞ。

私の胸をキュンキュンさせちゃうのは。

これ以上私をときめかせてどうするつもりよ。


あ、でも。

勝手にスマホ触るとか、ちょっとそこどうなの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ