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何か言わなくてはとテンパり気味で、私は早口で言う。


「あの、私もワークルームの仕事は楽しかったので、私個人的には続けてもいいなと思ってますけど。」


緊張で思わず身振り手振りが大きくなってしまう私に、木村さんは更に優しく笑って言った。


「ほんと、百瀬さんは可愛いね。」


「かっ…!えっ…!」


可愛いとか!

可愛いとか!

可愛いとか!


一気に頬が熱を持つ。


いや、大丈夫、わかってるよ。

そういう意味じゃないってわかってる。

わかってるけどさ、ファンであるイケメンに、そんなこと言われたらさ、誰だって赤くなるでしょー!


そんな私を見て木村さんはクスクスと笑った。


「ごめんごめん、セクハラ発言だったかな?許してもらえる?」


「は、はあ…。」


許すもなにも、ありがとうございますと言いたい私がここにいますよー。


「でも百瀬さんにワークルームの仕事を続けてもらいたいのは本当。丁寧に仕事をするからとても助かっているんだ。もし気が変わったらいつでもワークルームに来て。」


「わかりました。ありがとうございます。」


私はペコリと頭を下げた。


三浦さんに、絶対戻してくださいね!と頼んだとおり、私は半年でリノベーションチームに戻れることになった。

それはそれで嬉しいし三浦さんに感謝なんだけど、木村さんにきちんと評価してもらえていたことや楽しかったことを思い出して、何だか感傷に浸ってしまう。


それに、“可愛い”って言われちゃったし。


そのことを思い出しては顔がにやけてしまって、おでこをゴンゴンとデスクにぶつけてやり過ごした。


「やべぇ、百瀬が壊れた。」


波多野さんが若干引いてたけど、そこは無視することにした。

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