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波多野さんに警告されつつも、何だかんだ翌日からも変わらず水戸さんと仲良くおしゃべりしながら仕事に取りかかる。


だって気をつけるも何も一緒に仕事しなきゃいけないのは変えようのない事実なわけだし、今のところ何も嫌なことはないんだもん。


「娘がね、専門学校に入り直したいっていうんだよ。俺いつまで働かないといけないんだろうね?」


「娘さん、やりたいことでも見つけたんですか?」


「そうみたい。やれやれだよ。」


困った風に話すけど、その顔は完全にお父さんの顔だ。水戸さんには他に息子さんもいて、息子さんはもう社会人らしい。


毎日いろんな話をしていると、だんだんとプライベートなことを話すことに抵抗がなくなってきた。私も、自分からはそんなに言わないけど、話の流れでどの辺に住んでるだとか、お昼はお弁当のときと外に食べに行くときがあるとか、そんなことで盛り上がった。


もちろん、仕事も順調に捗っている。

イケメンチームリーダーの木村さんにも、


「百瀬さん、頑張ってるね」


と褒められて、何だかいい気分。

自然と頬も緩んじゃうってもんよ。


「何か百瀬、機嫌いいな。」


波多野さんが気持ち悪いものでも見るかのように私に茶々を入れる。

でも今日の私は本当に機嫌がいい。


「うふふ。今日ね、木村さんに褒められちゃいました。はー、幸せー。」


「へー、そりゃいいことで。」


波多野さんはものすっごい棒読みな返事をする。


いや、そこはさ、呆れるんじゃなくてさ、ちょっとくらい嫉妬してくれてもいいじゃん?


って、そんなことあるわけないことは分かってますよーだ。

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