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木村さんはリーダーだけれど毎日ワークルームへ来るわけではなく、印刷製本業務に関しては本当に取りまとめだけのようで自席で通常業務に勤しんでいる。


「あの、お忙しいところすみません。」


声をかけると、綺麗な瞳が私をとらえた。

それだけで私の胸はドキリと高鳴る。

イケメンとは振り向くだけでかっこいいのかと実感。


「どうかした?」


ふわりと笑みを称えて、木村さんは体ごと私の方を向く。

そういう細かい気遣いもポイント高いんだよね。


「製本作業でホッチキスを使うんですけど、電動ホッチキスがあったりしませんか?普通のホッチキスだと結構ハードな作業でして…。」


私の訴えに、木村さんは手を顎にあてて考えるように頷いた。


「外注していたときはどうしていたんだろうね?ちょっと聞いてみるよ。予算が下りれば新しく買ってもいいと思うよ。それまでは申し訳ないけど手動で頑張ってくれる?」


「はい、わかりました。」


さすが木村さん、話が早い。

ペコリとお辞儀をしてその場を去ろうとした私に、今度は木村さんから声がかかる。


「百瀬さん、水戸さんとどう?」


どう?とは、木村さんの意図することが分からず、私は一瞬考え込む。

結局導き出される答えがなく、当たり障りのない回答になってしまう。


「えっと、仲良くやっています。」


「そう?それならよかった。」


これが正解の答えだったかわからないけど、とりあえず木村さんは納得してくれたみたいだった。

もしかしたら、寄せ集めのチームでおじさんとペアを組んでいる私への、木村さんなりの気遣いだったのかもしれない。

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