人間の性。
「久岡、今日からうちの派出所に新入りが入るぞ」
「?誰ですか。」
「こいつだ。」
「姫川です。18です。よろしくおねがいします。」
・・・・・やばくね? 俺はその言葉をきくなり武田さんを連れて隣の部屋に行く。
「武田さん! この姫川さんという人はまだ高校生じゃないですか!。大丈夫なんですか!❓」
この疑問も当然である。我々は怪獣などの強力な敵と戦っているのだ。足を引っ張られて自分まで死ぬのは御免である。
「・・・久岡、俺がただの女子高生を連れてくると思うか?。」
「というと?」
「彼女も君と一緒だ。体に光子力を宿している。」
「!薬は一つしかなっ買ったはずじゃ…」
「また作ったらしい。」
「・・・しかし何でまた高校生なんかに飲ませたんですか。」
「それが、その・・・・・」
なんだ?
「・・・・・高校の給食に混入してしまったらしい。恥ずかしい話だが。」
「・・・なんじゃそら。」
話を聞いているとだんだん腹が立ってきた。つまるところ姫川さんは大人たちの一方的なミスで戦わないといけなくなってしまったということだ。俺の場合は俺に落ち度があったから仕方ない。しかし姫川さんに落ち度はない。いつも通り給食を食べただけである。その給食の中にその日だけ薬が入っているなんて当てろというほうに無理がある。
「・・・武田さん。姫川さんを戦わせるのはやめましょう。」
「・・・お前の言いたいことはわかる。しかし…」
「私も戦いたいです!」
武田さんの後ろから声が聞こえてきた。姫川さんだった。
「・・・姫川さん、君は何で戦いたいんだい。」
こう聞いてみる。理由が中二病だったりしたら止めなければならない。
「私の両親は怪人に殺されました。もう行くところがありません。ここで戦えば仇をとれるうえに派出所に泊まれると聞きました。だからです。」
・・・俺は考えた。なるほど、親の仇のために戦う。もっともな理由だ。しかし・・・・・
「・・・親は仇よりも姫川さんが幸せになるほうを望むのではないか?。」
一応説得してみる。だがおそらく無駄だろう。あくまで俺の考えだが、人間というのはおそらく自分の幸せよりも復讐を優先する生き物なのだ。
「・・・それでも私は親の仇を取りたいです。お父さんのためにも、お母さんのためにも、そして私のためにも。」
こうして僕たちに新しい仲間が増えた。怪人も今日は空気を読んだのか現れず何事もなく一日が終わった。
「・・・姫川さん!」
「・・・?」
「よかったらうちに住まないか?。狭いけど派出所よりはいいと思う。」
「・・・でも。」
「遠慮するな。子供を守るのは大人の義務だ。武田さんには家族がいるから難しいだろうが、僕は独身だ。気にするな。」
「・・・ありがとうございます。」
そろそろ暗くなってきた。僕と姫川さんは家路を急いだ。
ヒロイン登場。
次回予告
動き出した大帝軍!。敵のコンビネーションに久岡もたじたし!。久岡達は勝てるのか!。
次回もお楽しみに!。




