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第三話 ぎゅっとしてドカーン!!

タイトルは...朝4時テンションでつけたものなので、気にしないでください(汗

「糞が!何でこんな所にサンダーキャットがいるんだよ!」


 ガルドは襲い来る雷撃をかわしながら水壁を発動させる

 水壁を制御限界まで膨張させ霧状にする

 サンダーキャットが制御範囲内に侵入した瞬間


「今だ、アイスピラー!」


 サンダーキャットを含む周囲の空間ごと氷漬けにして、氷柱に閉じ込める。

 氷柱は空高く伸び、サンダーキャットを仕留めたかと思わせた、が、突如鳴り響いた轟音によってそれは塗り潰された。


「おいおい、まだ生きてんのかよ...

 俺が持てる最大威力を放ったってのによぉ。」


 ガルドはアイスピラーを消し去り、何事も無かったかのようにたたずむ雷獣を前に、更なる逃走劇を繰り広げるのであった。



 ~~~~~~~~~~



「あれは、この世界の住民かな?」


 そう、僕は呟く。

 遠くに見えるは稲妻を纏った猫一匹と逃げ惑う男一人

 猫は放電を繰り返しながら男に接近している。

 男は何かの液体の膜を張りながら器用に雷を避けて逃げる。


「あれはニス?油?それとも水?」


 果てしなく気になる。

 それにどうやって液体を操っているんだろう。

 ここがもと居た地球ではないのなら魔法とか魔術ってやつか?

 それとも、他の力か。

 気になる。すっごく気になる。

 ちょっと、試してみようかな。

 この世界の住民が出来るのならば、この世界に来た僕も例外ではないはずだ。

 じゃ、先ずはあの男がやっていたヤツでも。


 僕は水分子の集合体をイメージする。

 なぜ分子の集合体か、と言うと、漠然と『水』とイメージすると霧状にする時に多少イメージし辛いのではないか、という理由からだ。

 それでは早速


「水」


 目の前に手の平サイズの水の球体が現れる


「へぇ、こんな風に出てくるのかぁ。もっと確かめたいな

 それじゃあ次は、霧」


 手の平に浮かんでいた水の球体から霧となって僕を包むかのように周りに現れる。


「それじゃあ次は圧縮して、氷」


 霧が凍り、それだけで周囲の気温が数度下がる。


「これどうやって動いてるんだろ。まぁ今はいいか。

 とりあえずこの世界が何なのかをあそこにいる人に聞くのが最優先だ

 それにしてもどうやってあの猫を殺そう。一筋縄では殺せないよなぁ

 うーん、あれ?でも物理攻撃が効く相手だからあの人は攻撃してるんだよなぁ

 それなら、もしかしたら、うん、これで勝つる!」


 僕は猫を完全に視界に捉えられる位置、そして猫には捉えられない位置まで接近する。

 そして、静かに右手を開き、猫に手の平を向け


 一気に閉じる


 その瞬間、稲妻を纏った猫は臓物を撒き散らしながら四散した。

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