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ステキな魔法  作者: 小鳥遊葵
第1章――変わり者の青年――
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村の生活

家から十分ほど歩いたところにフェンデルナク家の畑がある。

そこそこの広さがあり、主な収入源である野菜や果物を育てている。


畑に着くと、父さんと兄さん達は既に仕事を始めていた。


「父さん!遅れてごめん!」


「おお、思ったより早かったな。てっきりまだ寝てるかと思ってたぞ」


と笑う父さん。


父さんは滅多なことで怒らないし、真面目で仕事熱心だ。

父さんの作る野菜は美味しいと街でも評判らしい。

僕はそんな父さんが大好きだった。



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