【2話 昔の魔人】
これは昔々,世界創世記の最古の時空,原初の
皇帝にしてオーバーロードを体得した武術家
[王伟/ワン・ウェイ]と言う男が居た。
「私は何をしていたら良いんだ?私は一体」
武も魔も極めた彼は存在意義を見失った。
そこに神を追い求めた,求道に移行した,知性を
考えた。
メタ視点の固有世界限定の全知性を超越して,
拡張された全知性は単なる知性の一つだが,
神の知性とは真に全知性である。
全知性は時空の過去と未来を今と存在しない
可能性の未来すら含めて不確定要素を網羅して尚も同時に見透かしているから来ている時間軸超越によるものか?違う,無限の知識を持つからか?違う,答えは簡単だ。
何でも知っていると言うこの状態にある,断定的にこの時間軸の網羅と無限知識とは,なんでもの
中のカテゴリーなのだ,ならば全知性とは
なんでも知っていると言うことだ。
逆説的に考えよう,知らないことが存在しない
ことだろうか?それは否だ,全知の完結つまり
未知の不在と反論の反全知の未知または
知らないことがあらなくてはならないこの二つ。
全知性パラドックス,全知の神が全知では分からない内容の本を読めるのかと言う矛盾許容。
全能における持ち上げられない岩と同様の知性に関連した矛盾の命題だがこれも簡単,論理を
超越して否定と同時に肯定される神とは,如何なる論理的制約を持たず,全てを知るものだ,
真の無限大として未知の完結と未知の枯渇を
両立して論理を超越する知性故にして神とは
矛盾を許容して自己成立するものを全知と言えるだろう。
神学的否定と肯定,矛盾許容と論理的制約を超越した非論理的構造の全知全能性の先にある
全てを超えたと言う超越的状態の積み重なり,
全てを超えた先にある何か,その何かをAと
しよう,A及びその集合体は反A及び同一性を孕んだ集合体として超越的状態を持つ。
A全体の集合を更に超越してそれをBとしよう,
更に繰り返す,同様の工程が超越の状態と包括,
権威的絶対性を同様の形違うレベルに繰り返す,
真の無限大的構造が繰り返す,そのレベルを
幾度も幾度も再帰して全体論理体系とその
論理超越を繰り返す,その先の秩序が見える
だろうが先に進めない,超越阻害だ。
「神,,,だが我が知る神とは違う」
あの全知,その全能,神族また偶像化された宗教体系,世界秩序,神が滅べば世界もとい今時空界が崩壊すると言う人形や不定形の神を知って居た。
「山龍!おーい!」
「なんだ,今は老だよ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ,星に匹敵するほどに巨大で
軽く動くだけで地震と空震を引き起こすこの
竜は[老山龍/ラオ・シャンロン]こいつは
神格なのだ。
「神と神格の違いとは定義か?」
「ん〜?何ダァ」
「いやいやなんでも無い!」
「今から飯を食うんだ,待ってろ」
神の食事は固形ではなくエネルギーだ。
時空また星[世界]の隙間に存在する
[外部接続星吸収機構中心核/アストロコア]
の星の全体的な秩序と調和を保ち物理法則,時空間の配置,エネルギーの流れなどを管理する。
すべての宇宙的現象や構造の基盤となり,次元間の相互作用や変化も調整し運命を管理する部分からエネルギーを供給して居るのだ。
「[独立変換構造/エンジン]を持たない神は
大変だな,ラオなんか信仰心が一才無いから
より大変だろ」
「それ何回目だよ,もう良いって」
「時空また次元性,調和と均衡の操縦,過去と未来の調律[運命]改変,障害を無視した行動,
貴様ならこの程度可能だろ?過去に行って宗教を形成しろよ」
「いいよ」
「本能[最適行動]を理性[刻まれた規律]を
使って抑制しても良いことないだろ,力をまともに抑えれないと空間に歪みを生んだりするんだよ?」
「下位の世界から得た情報を元に体内に構築した独立エンジンを搭載した事で自給自足を可能にするとかどうだ?」
「またそれか!無限のエネルギーと体力.常時再生,力の吸収と解析,力の応用と無限の最適化,
強化と力の自動結合?神とは気高さだ!」
「だからいらないって?プライドで世界より
自分を取るのかい?」
「,,,」
「なぁ」
「あぁぁぁ!もうわかった!永久を生きる我が
ここまでイラついたの初めてだ!」
「この世界の文明はお前が握ってんだからさ」
こうしてラオに新たな革命を与えた,創世記の
人物が。
「神話じゃなくて歴史なのか?」
「はいマスター,正史ですよ」
こんな話を城崎は聞いて居た。
「魔法基礎に加えてそんな面白いオーバーロードの情報を聞いてワクワクするぜ,てか神話的な
正史なのはわかったがなんで会話があんの?」
「私もこの時代に居た魔人ですから,今は
二人は死んでいますし新世代が更に猛者が
生まれまくって今私すら中堅下位レベルですよ」
「まじか!じゃあ生きる伝説じゃん!」
「まだまだ話しますか?」
「おう!」
こうして更に神話を昔の魔人に聞く。
かの昔,遠く昔に白銀の悪魔,終わりをもたらす死の天使と呼ばれる魔人が居た。
彼は暴れに暴れ回る星々を転々と練り歩き,喰らい潰す混蟲族またの名を[神殺しの種族]を
倒して居た。
「ヒャッハー!やはり星には雑魚しか居な!,,,は?」
ぐちゃり。
「子虫が,あまり図に乗るなよ,しれものが」
神殺しハンターのスカル・パーゴムはそれらを
叩き潰すに相応しい実力者だった。
[骸心臓/THE・SKULL・SOUL]心臓の部分には多岐に渡る機能を持つ,あらゆる魂,精神,概念,思考,経験,数学,法則,原理,理,魔法,妖力,呪力,霊力,運命,感情,形而上的な側面,形の存在しないあらゆるものを操れる。
更に第二能力と言うより骸心臓自体が有する
権能[HARD・OF・HEARTS]あらゆる物質,反物質,元素, 空間,時間,時空間,次元,重力,電磁力,状況,生理学,形の存在するあらゆるものを操れる。
第三能力また権能[SOFT・OF・HEARTS]
再生,生と死と寿命の概念,などを司る[IMMORTAL・CORE]と言う不滅性を持つ部分があり,またそれら全ての核が永遠に稼働し続ける為の無制限のエネルギー資源を司る[THE・UNLIMITEDUSE]と言う部分を持ちその全ての核を骸心臓は制御し管理している。
そうして骸心臓は[魂鎌/SOUL・SICKLE]が保管されている,なおいつでも出し入れする事が可能。
「オラァ!」
「グハァ!」
ソウルサイズは存在するだけで虚空すら消失させる力を持つ鎌で有り死神の鎌,刈り取る者の
二つ名を持つ。
「死ねや虫どもがぁぁぁ!」
「グハァァァ!」
あらゆる概念が消失し適さず,あらゆる力もあらゆる理論も意味を成さずソウル・サイズに対するあらゆる全ては無効化される。
故にソウル・サイズは絶対破壊不可能。
既に数百の混蟲を殺して居た。
「はぁっはぁっはぁっ」
ソウル・サイズの絶対的な切断力はあらゆる全てを切り刻み意思を持つ鎌はあらゆる存在に対して追尾し確定必中する。
「死ね死ね死ねぇ!」
時空の概念から超越してる為,無時間で動く上に追尾中に更に無制限に加速を繰り返し,攻撃した存在を必ず不可逆的な永遠の死滅させる。
「何体居んだよくそガァァァ!一気に殺す!」
想像したあらゆる理論的に可能な事/不可能な事/矛盾してしまう事などの全てを現実にしてしまう程の想像具現化を単なる思考すると言う行動だけで出来る,だが。
「死ぬかよばーか!」
「神殺し舐めんな!」
「やっぱり気かねぇか!」
スカル・フェイスの肉体の感覚器官は非常に
敏感で有り洗練されておりあらゆる支配,洗脳,
精神掌握等を完璧に遮断しまた第六感を息を
吸うかの如く常に肉体が解放している状態で
あり自動的に行動に応じた超能力が発動
します,望んだ場所に気づいたらついてる
ノータイムテレポートや自身の障害物を破棄
するサイコキネシスや常時プレコグニションと
ポストコグニションなどの時間的な自動認識,
パイロ,アクア,エレクトロ,フォトン,シャドウ
キネシスなどあらゆる超能力を操れるなど
がありまた影は独立した思考を持ち暗闇から
無尽蔵にコピー身体を生み出し影で武器を
作った無制限の兵士を影だけで生み出す事が
出来ます,この世に何かがある限り必ず無制限に復活する事が可能。
「あいつに成るしかねぇか!」
「うぐぁぁぁぁ!!!」
[叫び先を渇望せしもの/THE・NIGHTMARE]この形態は極限の恐怖を煽る様な見た目で有り本来恐怖に完璧な耐性を持つ者や感覚や思考や感情そのものを有して居ない存在,更には存在にして無である非存在でさえもがその見た目を一回でも認識しようものならば終わりです,無限に奥に何重にも有る歯を持ち空洞は無限に暗黒が広がります,計り知れない数の眼がうじゃうじゃと蠢き時空間さえもが恐怖し機能を停止させる。
本来の姿としてこの根源的恐怖の権化のフォルムを有しています,普段はただの一般的な人物として世界に適したフォルムをとります,よく灰色のローブを愛用しています,人型のフォルムの時も最大限の制御下で無い状態だと無制限に触手を生やし赤黒い怪物や紫色で羽と翼と角が生えている悪魔の様な存在やピエロや昆虫の様なフォルムに変化してしまう。
笑い声はまるで絶叫で有り発生した音を聞いたあらゆる存在は精神崩壊を引き起こしその場で発狂し数秒後には死亡する程です,指定した存在に悪夢を見せる事が可能で有り悪夢を見せた存在は一生夢の中に囚われ黒くドロドロとしたスライム状の怪物に終われ殺され記憶はリセットされまた同じ状況が続き続ける死のループする夢に誘われる。
必ずあらゆる存在にとっての弱点が具現化する幻覚を見せることも出来ます,殺された人物は
数知れず自由に広がる宇宙に集合論を超え絶対無限さえ超えた数存在する無数の文明の99%を滅ぼしました,己が恐怖の他の恐怖を喰らい
尽くす真なる恐怖で有り恐怖さえ恐れさせる
存在だ。
ナイトスロープスタと言う世界を
設計して居てその世界では物理法則や既存の
科学から超越した無限に未知なる化け物が
無尽蔵に徘徊しておりそのどれもが非常に厄介極まりない存在達で有りナイトスロープスタ
自体も変化自在に変化し続けるあらゆる理論
から超越した無制限の世界に成ると言う超常的で超絶厄介なおまけ付きです,この世界をどこに
でもいつでも創造する事が出来る。
恐怖がどこかにある限り死ぬ事は有りません
例え概念を改変しようが全存在自体を改変
しようがそのどこかにかならず恐怖は有り続けます,そのどれもが消えてもいずれかならず新たな恐怖として生まれ変わり続けます,この形態に
変化してしまったスカル・フェイスは無限大の
力が制御しきれず非常に危険な状態でもあり
ます,恐怖そのものの権化とかしたこの姿で
い続ける事で別人格のザ・ナイトメアが
侵蝕し肉体の主導権を徐々に盗まれていく。
「ウグァァァ!」
「やべぇ!我々混蟲が絶滅させられる!」
「兵隊蟻ども!なんとかしろや!」
「無理ィィ!何あいつ!ゴキブリより怖いし
俺らを殺して死体を兵隊として再利用して
るー!」
「ウグゥァァァ!」
「ウワァァァ!撤退!撤退ぃぃぃ!」
こうして混蟲の無限分の六程度の種族を
潰した。
「ありがとうスカルくん」
「あぁ?なんだよアダム,いや違うか,
ワン」
「昔の炎を盗んでいた頃の話はやめろ,まぁ
ありがとう」
当時のワンとスカルは友人の仲にあり,まだ
人類すら発展しきらない時代に,共に生きて
居た。
「生きる伝説ってより,始まりの英雄だな」
「いやはや,マスターほどじゃあないですよ」
「ファントムがあった,いや俺には才能があったってだけや」
こうしてフェイの過去を知るのだった。
[ミニストーリー]
「そう言えば弱点を克服はしたのか?」
「ナイトメアですよね?勿論っす」
[和解と力の理解の果て/KING・NIGHTMARE]この形態は侵蝕への完璧な克服により新たに会得した形態で有り永劫とも呼べるほど長い時間の対話の末にザ・ナイトメアと 和解した事によって二人の力が合わさり更に
パワーアップした姿。
「この姿なら更に強い力を使えますよ!」
[絶対の王の権能/PERFECT・ABSOLUTE]
力の制御とパワーアップを時間と言う概念から超越する程繰り返した果てのキング・ナイトメアの最終形態で有りソウル・サイズも肉体に吸収されています,ただ突っ立っているだけでも
敵に死を付与する,全知全能に等しい力を持ちこの世界におけるあらゆる現実を改変する力を
持つ,絶対を超える事はままならない,擬似オーバーロード。
「おぉ」
「ふ〜,,,マスターより弱いですがね」