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救出の足掛かり

 小屋に一旦戻り、休息を取ったエリスとクレアは椅子に座って各々の見立てを述べた。


「奴らの正体は分からない。ただあの規模の人数を動かせることを考えると、おそらくかなりの規模の犯罪組織。昨日の夕方、ユリィが見た狩人となにか関係があったのかもしれない」


「それは私も同意する。ただ、疑問なのは、規模が大きいとはいえ所詮犯罪組織だ」


「その犯罪組織にまんまとやられたけどね」


クレアが自嘲気味に笑う。エリスが頷く。


「そう。まんまとやられたんだ」


クレアが意外そうにエリスを見る。てっきり「茶化すな」と怒られるのかと思っていたのだが。


「その心は?」


「私たちが誘拐に気づいたのはユリィが悲鳴を上げてからだ。それまで私たちはまるで気が付かなかった」


「犯罪組織ではそんなことは不可能だと?」


 クレアが頷きながら続ける。


「確かにそうだが、傭兵あるいはそういう世界の仕事に精通している人間を雇った可能性も考えられるよ。現に攻撃魔法を使うやつもいたよ。それもかなり上出来なやつをね」


 エリスが考え込む。クレアの言うとうりだ。裏稼業に精通している人間やら傭兵を集めれば少なくとも自分たちを足止めし、ユリィたちを攫って行くことは可能ではあるだろう。


「それともうひとつ、奴らの正体について仮説がある」


 クレアがため息をつく。エリスが身を乗り出す。


「それは?」


「君が武闘大会で勝利したシャリー・ロンドベルだよ。ロンドベル家には人攫いや暗殺を行う極秘部隊があると聞いたことがあってね」


「でも武闘大会から日はまだそんなに経ってないぞ?ていうか極秘部隊とかなんでそんなこと知ってるんだ?」


「年の功ってやつさ。そんなことより、ロンドベル家は炎元素魔法以外にも転移魔法の得意な一族だよ。あれくらいの数を送り込むなんてわけないだろうね」


 エリスがまとめる。


「要するに、私に負けたシャリーがその腹いせに手下を仕掛けてユリィ達を攫った.......ということか?」


「あくまで可能性の域を出ないけどね。割と妥当な線は行ってると思うけど」


「ただの腹いせにしては大がかりじゃないか?これが露呈したらとんでもないロンドベル家は最悪.......」


「その最悪のリスクを背負ってまで君を消したいんだろう」


「試合に負けただけだぞ?そんなんで私を消すのか」


 エリスが首をかしげる。その様子を見てクレアがため息をつく。


「君は元素魔法を使える。昨日ユリィ君に聞かなかったのかい?」


 エリスが昨夜の会話を思い出す。確かに元素魔法の捉え方について話した。『神から力を授かった人間とその一族は大きな権力を持つことになるわ。だって世界中の誰よりも神に近い人間だもん』


「権力の基盤が揺らぐのを恐れて、ということか」


「君のご両親は貴族だったね。権力闘争が勃発するのは間違いないよ」


 クレアが煙草に火をつける。


「こうでもしないと飛び出してあの子たちを探しに行きたくなっちゃうんだ」


 エリスは何も言わない。


「その説、なかなかいい線をいっているな」


 突然ドアが開き、誰かが入ってきた。クレアとエリスが警戒する。玄関にシャリーとエヴァンが立っていた。シャリーが口を開く。


「ただそれを決行したのは私じゃなくて姉のグレナだ」


 エリスとクレアは目くばせを交わして警戒を解いた。二人からは殺気が出ていない。


「グレナはエリスが風元素魔法を発現させたことに大きな危機感を抱いた。父であるスヴェン・ロンドベルも同じだろう。なんせエンスウェード王国にいる元素魔法使いなんて俺とシャリーだけだったからな。俺は庶民の出だし、ロンドベル家の権威は揺るがないものだった」


 エヴァンがエリスを指さす。


「だが風の元素魔法に覚醒したお前が現れて、権威が揺らぐかもしれない可能性が出てきた。お前の両親は決して有力な貴族ではなかった。だが今は違う。ロンドベル家との権力闘争に発展するほどの.......」


「あんまり細かい話は今は必要ないよ。今必要なのは奴らのアジトの場所と攫われた生徒たちの救出の段取りだよ」


「攫われた奴がいるのか?あの姉貴、やること狡いんだよ」


 シャリーが舌打ちをする。


「二人を誘い込むためだろうな。攫われた生徒たちがいた部屋は確認したのか?」


 エヴァンがクレアに尋ねる。クレアは首を横に振ってため息をつく。


「余裕がなくてね。休息は取ったけど、一睡もできてないからね」


 クレアが煙草の火を消して暖炉の前のソファに寝転がる。エリスがブランケットを持ってきてクレアの体にかける。クレアがエリスを見て微笑む。


「君も少し眠ったほうがいいと思うよ」


「分かった。シャリーたちを手伝ったらひと眠りする」


 シャリーが嫌そうな顔をする。


「お前が手伝うのか?」


 エリスは当然、と言わんばかりに頷く。


「こんなことになったのは私のせいでもある。最低限責任は果たしたい」


「分かったよろしく頼む。俺はエヴァン・ドーニ―だ」


「エリス・ヴァ―ルデンだ。よろしく」


 エリスとエヴァンが握手を交わす。シャリーも渋々手を差し出す。


「よろしく、シャリー」


「.......よろしく」


 二人がかなりきつく手を握り合う。エヴァンが呆れながら二階へ上がる階段を指さす。


「とりあえず部屋を確認するぞ。アジトの場所につながるヒントがあるかもしれない」


 エヴァンを先頭に三人が階段を上がり、二階に向かう。エヴァンが目の前の部屋を開ける。大して室内は荒れておらず、床に少し土が落ちているだけだ。


「全く荒れていないな。かなり手際はよかったようだが、手掛かりになりそうな物も一応残っている」


 エヴァンがかがんで床に落ちている土を拾い上げる。シャリーが怪訝そうな顔をする。


「そんなの、そこかしこに落ちてるたかが土だろ」


「されど土だ。重要な手掛かりに繋がるかもしれない」


 エヴァンはそう言うと拡大魔法を土にかけた。すると、エヴァンの掌の土がどんどん大きくなっていく。土の粒子の塊からキラキラ光る蒼い鉱石が出てきた。


「これは、魔鉱石か?」


 エヴァンが蒼い鉱石をまじまじと観察する。シャリーが呆れて指摘する。


「魔素が全く感じられないだろ」


「肉眼で確認できない小ささのものを無理やりこの大きさに拡大してるんだ。魔素の含有量が増えるわけでもないしな。俺でもギリギリ感知できるかできないぐらいの魔素量だ」


 二人の会話にエリスが付いていけない。困り顔でエヴァンに尋ねる。


「すまない、魔鉱石ってなんだ?」


「はあ?そんなことも知らないの?魔素を含有した鉱石のことよ。魔素の量が多い閉鎖空間、特にダンジョンなんかで普通の鉱石が魔鉱石に変貌することが多いわ。常識でしょ」


 シャリーがエリスのほっぺたを指でつつきながら言う。


「この森にダンジョンは一つある。恐らく奴らのアジトはそこだろう」


 エヴァンが拡大魔法を解除しながら断定する。


「罠の可能性はない?」


 シャリーが窓から身を乗り出して言う。


「あの姉貴ならそんぐらいはしてきそうだけどな」


「そうだろうな。ダンジョンにグレナが待ち構えているかどうかは分からないが、かなりの兵がいるだろうな。エリスと下で寝ているあの教師だけではおそらく助けられない」


 エヴァンが頷いてエリスを見る。エリス・ヴァ―ルデン、『神託』を授かった女史だ。グレナはそんな人間を相手に勝機を見出したのだろうか。いや、奴の頭の中は分かりようもないし考えても仕方ないだろう。


「これからシャリーと二人でダンジョンの偵察に行ってくる。エリスはその間睡眠をとれ。早ければ今夜にも攫われた生徒を助けに行くぞ」


「分かった、任せる.......」


 エリスは頷いてベッドに倒れこみ、死んだように眠り始める。エヴァンとシャリーはすぐに小屋を出てダンジョンのある方角へ走り出す。


「移動中に森の地図を確認しておいてよかったな」


 シャリーの言葉にエヴァンが頷く。


「ああ。ただダンジョンの規模までは詳しくは分かっていない。あまり大きくないと良いのだが」







 戻ってくるのがたった五人だとは予想できなかった。グレナが爪を噛む。夜襲に向かわせた兵士の大半がエリスにやられている。


「この者たちはどうしましょう」


 ユリィたちを誘拐した兵士がグレナに尋ねる。


「牢にでも入れておけ」


 グレナの命令で兵士がユリィたちを担いでどこかへ連れていく。グレナも後に続く。


 一行はダンジョンの一角にある牢屋に入れられた。兵士たちが去っていったのを確認したグレナが水をユリィの顔にぶっかける。


「げほっ、うう」


 ユリィが体を起こす。あたりを見渡して自分がどういう状況に置かれているのかを理解する。


「な、なんで捕まってるの?アルス、コール、ガインもいる」


「おはよう、出来損ない」


 グレナがにこやかな挨拶をユリィにかける。ユリィがグレナを睨む。


「私たちを解放してください!あなた達にこんなことをする権利はないはずです」


 ユリィが抗議するがグレナは聞く耳を持たない。


「おはよう」


「ふざけないでください。私たちが.......」


「おはようっつてんだろ出来損ない。挨拶は対人関係の基本だろ」


 グレナが冷ややかな声で言い放つ。ユリィは渋々挨拶する。


「はーい、よくできましたー」


 グレナはまるで小さい子供を相手にしているようだ。パチパチと拍手をしながらニコニコと笑う。ユリィは気味悪がりつつも、気丈にふるまう。


「こんなことして、ただで済むと思ってるんですか?ロンドベル家が今まで築き上げてきたものが水泡に帰すかもしれないのに」


「そう?だれも私を止められないと思うけど」


「エリスちゃんがあなた達を止める」


 ユリィの一言に若干グレナの顔が引きつる。


「エリスは出来損ないじゃないからね。確かに分かるよ、その気持ち.......あれ、あの化け物はどうなったんだろう。殺したとか聞いてないね」


「化け物?」


 ユリィが困惑する。化け物なんて呼ばれている人はいなかった。というかここにエリスとクレア以外の全員がいる。ということは.......。


「化け物って、クレア先生の事?」


「それ以外誰がいるのさ」


 グレナが驚きをあらわにする。


「自分の正体を隠してたんだ、怖いねー!」


 グレナが身震いする。ユリィが激しく抗議する。


「勝手なことを言わないでください!クレア先生が化け物なんて.......」


 ユリィが信じられないといったふうに首を振る。その様子を見たグレナが肩をすくめる。


「助けに来てくれたら分かるさ」


 グレナが踵を返して歩き出す。


「助けが来ることを祈っていなさい」






 「入口付近に見張りはいない。警備はザルそうだ」


 双眼鏡でダンジョンの入り口を見ていたシャリーが報告する。エヴァンが鼻で笑う。


「完全に誘い込んでいるな。エリスたちが落ち着いた連中で良かったよ」


「中にとんでもない数がいるんだろうな」


「元素魔法で一掃するのは簡単だが、それをするとダンジョンが崩壊して我々が生き埋めになるかもしれない」


 シャリーが双眼鏡を下す。


「元素魔法を使うにしても慎重にやらないとな。あんまり得意じゃないけど」


 エヴァンが頷きダンジョンに向けて探知魔法を放つ。ダンジョンは予想よりも大きかったが、通路自体は特に入り組んでいるとかでもなく、迷うところもなさそうだ。『牢屋に四人、攫われた生徒か。近くに敵もいるな。最奥部にも敵がびっしりだ』


「大体の概要はつかめた。戻るぞ」


 エヴァンが立ち上がって走り出す。シャリーも慌てて追いかける。






 話し声で目を覚ましたクレアが身を起こす。想像以上に疲労がたまっていたようだ。窓の外はすっかり夕暮れ空になっている。


「起きたか、作戦を伝えるから集まってくれ」


 エヴァンの指示で全員が集まる。エヴァンが作戦を説明する。


「敵の大半はダンジョンの最奥部に集中している。グレナがいるとすればここだろう」


 エヴァンがダンジョンの見取り図の最奥部に位置する場所を指し示す。クレアが驚く。


「私の荷物からダンジョンの図面を取ったのかい。いや、それよりもユリィたちが監禁されている場所はどこなんだ?」


「おそらくここ」


 エヴァンが別のところを指し示す。シャリーが説明を引き継ぐ。


「ここにも多少敵がいる。人質の安全を確保しながら戦わないといけないが」


「生徒たちは私に任せていいよ。見たところかなり狭そうな通路だし、元素魔法を使える君たちには向かないでしょ」


 クレアがエヴァンを見る。エヴァンが頷く。が、シャリーが待ったをかける。


「ちょっと待て、こいつも行くのか?」


「こいつ?私は先生だよ」


 クレアがいたずらっぽく言うがシャリーはそれを無視する。


「私たち三人で行くんじゃないのか?こいつ戦えるのか?」


 シャリーがクレアに懐疑的な目線を向ける。するとエリスが口を開いた。


「昨日クレアと一緒に戦ったけど、問題ないと思う」


「ふーん、ならいいけど」


「私、なめられてるのかな?」


 クレアがエヴァンに話しかけるが、エヴァンは肩をすくめるだけだった。


「とりあえず人質救出はクレア女史に任せ、ほか三人で最奥部に突入し、グレナを確保する。いなかった場合は敵を殲滅後すぐにクレア女史と合流、ダンジョンから脱出する。以上だ」


 頷いたエリスとシャリーが玄関に向かう。


「かなりざっくりした作戦内容だね」


 クレアの指摘にエヴァンが怪訝な顔をする。


「そうか?グレナ以外は大した敵ではないだろうし、特に留意してほしいこともないからな」


「ふーん、信頼していただけて何よりだよ」


 エヴァンとクレアも玄関へ向かう。






 牢屋に閉じ込められていたユリィたちは、何とか脱出の足掛かりになるものはないか探していた。あのあとすぐに目を覚ましたアルス、コール、ガインが牢屋の鍵をいじっている。ユリィが疲労と若干の期待が混じった顔で三人を眺める。


「だめだ、びくともしねえ」


 アルスが鍵から手を放す。ここに閉じ込められてからどれだけ時間が進んだかも分からない。アルスが冷たい床に寝転がる。


「いつになったら助けに来てくれるんだろうな」


「分からない。でもエリスちゃんと先生は絶対来てくれるよ。それまで頑張ろう」


 ユリィの言葉に三人が頷く。






 月の輝く真夜中、ダンジョンの入り口で煙草をふかしていた男が二人いた。二人は他愛もない世間話を交わしていたが、突如暗闇の中に引きずり込まれる。大きな声で叫ぼうとしたが、その前に喉を搔き切られて絶命する。それを目の当たりにしたもう一人の男が震え上がる。探知魔法で警戒しながらだったのに、一切の気配を感じなかった。


「グレナはダンジョンのなかにいるか?」


 耳元で誰かが囁く。眠くなるほどに甘く、とろけそうな声だ。男は頷く。


「ご教示感謝するよ」


 男の首が搔き切られる。シャリーが囁く。


「さっきのって洗脳魔法だよな。あいつ何者なんだ?」


「さあ」


 エヴァンが素っ気なく返す。一行はダンジョンの入り口に突入した。


「巡回の見張りがいくらかいるが、脅威じゃない」


 通路を全力疾走しながらエヴァンが報告する。シャリーがマントを脱ぎ捨て、剣の柄に手をかける。


「案内頼むわよ、エヴァン」


「次の角を右だ」


 エヴァンの指示でエリスたちは順調にダンジョンを進んでいく。時折遭遇する巡回の兵士も難なく始末していく。


「エリス、そこを右に曲がれ。その先に牢屋がある」


「了解!」


「先生、ユリィ達を頼む」


 エリスが真剣な眼差しでクレアを見つめる。それに応えるようにクレアは力強く頷く。


「先生に任せなさい」


 エリスたちとクレアが分かれる。クレアはさらに速度を上げる。あの子たちは無事だろうか。心配が募る。





 グレナが椅子から立ち上がり、手を叩く。その破裂音は眠っていた兵士たちを叩き起こすには十分すぎた。


「お客さんだよ。存分にもてなしてやりな!」

 

 一瞬の間をおいて兵士たちが武器を手に取る。グレナが後ろに控えている坊主の男に指示をだす。


「ファダル、お前は何人か連れて牢屋へ行け。『出来損ないの化け物』に遅れは取るなよ」


「もちろんです、グレナ様。貴方の御前に雁首揃えさせましょう」


 ファダルはそう言うと、部下を複数見繕って牢屋へと向かった。それと同じタイミングでエリスたちが最奥部に突入して来た。


「これはこれはエリス・ヴァ―ルデン、そんなに血相変えて.......」


 グレナがエリスを煽ろうとするが、後ろに控えている二人を見て血相を変える。


「シャリー、それにエヴァン?どういう風の吹き回しだ」


 エヴァンがなんて事のないかのように言い放つ。


「宮廷魔導士になる者として、見過ごせないと感じただけだ」


「おいたが過ぎるんじゃねえか?姉貴」

 

 シャリーがグレナをにらみつける。視線を外さないまま剣を鞘から抜きはらう。


「フフフ、アハハハハ!」


 グレナが突然気が狂ったかのように笑い出す。笑い声が響き渡る。


「お前ら、やっちまえ!」


 兵士たちが武器を構えてエリスたちに飛び掛かる。エヴァンが指示をだす。


「ばらけて対処しろ」


 三人がそれぞれ動き出す。激しい戦いの火ぶたが切って落とされた。






















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