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毒と浄は輝玉に宿る  作者: 狐池
旅の始まり
20/110

020 海用装備

地震に驚いたので2/14分投稿します。

朝が来た。

この世界に来てからの俺の趣味は部屋の窓を開けることだ。

そして最近は朝にそれをやって目を覚ますことにしている。

地域ごとに吹き込む風は異なるためそれがとても面白い、そして、このビットの宿の窓を開けると、想像通り潮の匂いがする。

しばらくその空気を楽しんだ後、俺は下に降りる。

朝食を摂るためだ、宿に泊まった時の利点は俺が朝食を作らなくて済む点だな、まだ料理には慣れて無くてかなり大変だから。

まだ誰も来ていなかったため宿屋の階下で待っていると、リーダーとカイさんが来て、ローシェさんが来て…誰も来なかったのでローシェさんが呼びに行くと、大剣を持ったマリアナさんが来た。

どうやら武器の手入れをしていた様だ。

彼女は合流するとすぐに大剣を消した。

そして、宿屋の食堂に入り、朝食を摂った。

その後、リーダーは準備が必要だと言って、ライベやトラドでは見なかった独特な装備品売り場に俺たちを連れて行った。

「リーダーここ何?」

「ああ、防水の装備が売っている店だ、この装備だと、海の中に入ると沈むだろ、ここで打っている装備は防水性の布地で出来ている」

「てことはあれかな、使われている仕組みは結界式?」

「ああ、そうだな」

「絶対高い奴っす」

「結界式って何ですか」

「装備者を装備品の展開する体に密着するレベルの極小の防御結界で守ることで疑似的に防御力を上昇させる防具の事だよ、利点としては材質は何でもいいから軽い防具や特殊な形状の防具が作れること、欠点は値が張ることだ」

ふむ、即ち戦闘用水着ってとこかな?

確かに海に潜るなら水着必要だな、かといって防御力を捨てるわけにもいかない、そこでこれが発明されたというわけか、

「これも例の発明家の作ったものですか」

「?いや違うぞ、海辺の地域では地域ごとに多少は異なるもののたいてい作られている」

やっぱりそうか、必要に迫られて発明されたって事かな。

「では入るか」

中にあったのは様々なタイプの服だ。どれも通常の店で売っている服と変わらない、ただ防水性の材質を使っているという点を除いて。

俺はふと気になったことを尋ねる

「この防水性の生地ってどうやって作ってるんですか」

「海の魔獣の皮を使っているという話だぞ」

「ああ」

それなら材料の値段をかなり抑えられる、そのため防具に刻む防御結界の分だけしか値段は上がらない。

しかもこの感じ恐らく服の型?というかデザイン?も通常の服の物の使いまわしであり、しかも同一の形の物しか置かれていない、極限までコストを抑えようとしている、それに加えて色合いからもそのことがうかがえる、俺はシンプルな物を買ったがライベの町の服屋に撃っていた服は割と派手だったり複雑な模様の物もあったがこっちの水着店には全くない、

「凄いこだわり」

「そうか?かなりシンプルな物しかないと思うんすけど」

「いや、安くするためのこだわりが半端じゃないなって」

「へぇ~、どういう事っすか」

「服はすべて同一の形で、しかも通常の服の形と同一、しかも模様もないシンプルな物に統一している、しかも材料は良く手に入る海の魔獣、値段を抑えてたくさん売るための工夫がすごい張り巡らされてるなって」

「そういう事なんすか」

「変なところに目をつけてるな、もしかして大商人の嫡男か?」

「そんな事ないですけど」

まあ、確かに向こうの世界にいたからこその着眼点なのかもしれない、というよりは前世商品には売れるような工夫が様々な側面から施されていると聞いてその時に面白いと思って覚えていたのが残っているのだろうか?冒険者はあまりそういう着眼点を持たなそう?

話を戻す。

俺達は戦闘用水着を買った。

前述の理由で種類はそのまま色の違いな訳だが、ここでビルトの面々が買ったものを見ていこう。

まずリーダー、銀色だ。このイケメンな顔と片手剣の輝きも相まって海で戦う姿は映えるでしょう。

次にカイさん、青色だ、海に溶け込む色だから多分ばれにくい、海に溶け込みながら打つ弓の精度を見てみたいものです。

そしてローシェさん、紺色だ、真っ黒ではなくまるで夜空の様だ、何か意味があるのかな?

最後にマリアナさん、黒色だ、大剣の色と同じだから確かにイメージカラーではあった。

おまけとして俺、鋼色だ、紙の色と同じにしただけで特に意味はない。

因みに戦闘用水着のスペックはこんな感じだ。


戦闘用水着

防+40

耐70 重5


次にリーダーが案内したのは不思議な道具屋だ。

そこにあるのは収納袋とそれから伸びている灰色のホースの様な物、

先端はラッパ状の何かに側面から接続しており、用途はよく分からん。

「ここにあるのは水中で呼吸できるようにするための道具だな、この収納袋の中にいっぱいになる間で空気を入れて、この山型の武具を口に当てて呼吸する」

そう説明した後リーダーはその道具たちを購入した。

値段見ると結構高いんだがそれを普通に買えるビルトってスゲー。

そしてその能力がこんな感じだ。


水中呼吸器

耐40 重7

スキル 呼気排出 吸気吸入


最後に水中での行動を円滑にするための装備だ、これは俺も見たことのあるもので、所謂足ひれだ。まあ、形状は結構異なるが、役割はたいして変わらないだろう、


水かき

耐60 重6


これで水中での呼吸問題と行動問題が片付いたわけだ。

でもこれだと武器を振るのが大変だよな、特にマリアナさん、そして攻撃のしにくさでいうとカイさんもだ、矢が減速してしまってうまく放てない、リーダーは刃の部分も比較的細いから大丈夫だろうけど、そしてローシェさんは言わずもがな、だって魔術だし。

俺?俺は殴るのと魔術だから結局水の抵抗変わらないよねって。でも大変ではあると思う。

リーダーにその問題を聞いたところ、ローシェさんが対策を任されているという、

「ローシェさんどうやって対策するんですか」

「ふっふっふ、このペンダントを見たまえ、これがあれば水中でも武器を振る際の抵抗が軽減される、つまり特殊なアクセサリーだ!」

すげー!

「凄い!魔術師ってこんな便利で凄い職業なんですか?」

「そんなことないぞ、ローシェが結構すごいだけだ。」

ローシェさん実はすごい人だった。

装備を付け替えて水中用にするとこんな感じだ。


名前・種・Lv

フェリックス・人・57

攻93/50 防183+45 魔137 精152+25 俊101+2 器101-10

HP226 MP226

スキル 鑑定 解析 毒魔術 浄魔術 毒耐性 発光石 浄風破裂

装備 戦闘用水着 水中呼吸器 水かき 聖銀長籠手 黒亜竜鞘+鱗鉄短剣

耐70 40 60 80 40(35) 重+35

装備スキル 開放 閉鎖 武装 呼気排出 吸気吸入


というわけで準備が整ったので最後に依頼を受けて海に入るとしよう。

そして依頼を探しに来た俺達だが、

「三海魔討伐依頼?」

「これを見る限りだと少し前に出てそれ彼定期的に出現している強力な海の魔獣の様だな、被害自体は少ないが、脅威度は高いと判断していいだろう、この海魔を倒す依頼も同時にやるか」

他に魚のような群れる魔獣をたくさん倒す依頼を同時に受けた。



名前・種・Lv

フェリックス・人・57

攻93/50 防183+45 魔137 精152+25 俊101+2 器101-10

HP226 MP226

スキル 鑑定 解析 毒魔術 浄魔術 毒耐性 発光石 浄風破裂 調理 解体

装備 戦闘用水着 水中呼吸器 水かき 聖銀長籠手 黒亜竜鞘+鱗鉄短剣

耐70 40 60 80 40(35) 重+35

装備スキル 開放 閉鎖 武装 呼気排出 吸気吸入






彼等が海に到着するより少し前の事ある山の中で、一匹の巨大な鳥が怒っていた。



「グゥゥウウアァアァアアアアアアーーーーーーーーーー!!!」

その鳥の体は魔力が常に循環しており、常にその魔力によって体を回復することが出来る、ただし、その流れの起点となる部位をつぶされてしまえば話は別だ。

その起点は眼、この怪鳥は、目をつぶされると大きく弱体化する。この鳥の強さは異常な再生力と適応力にある、その強大なステータスは本当に強い点ではない。

その強大な存在が、山の生態系の頂点に立つ存在が、たった一匹で魔境を形作る存在が、

ただ幸運が積み重なってかろうじて逃げ切ったようなたった一匹の矮小な生物によって、



大きく変化しようとしていた、その体は燃え上がり、片端からその体は塵となって崩れていく、自身のその変化はとても苦しく、つらく、その鳥はうめき声を叫ぶ。

そうして巨大な鳥が崩れた後に残ったのは、あの巨体が燃えた後の灰としては少なすぎる量の灰だった。そして次は灰が燃え上がる、より少なく、最終的に塵は人間の大人の一掬い程度の量まで減少していた。しかしその魔力の総量は全く変わっておらず、有るのは超高密度の魔力を内包した塵が生まれたという事実だけ。

そしてその灰の中から一匹の親を持たないひなが生まれる、ひなは自身が出てきた灰の山を食べつくし、その膨大な魔力を、自分の体に取り込んだ、これによって、この雛の魔力量は、ひなの状態でこの量であると決定づけられたのだ。



「おやおや」

「ナンダ」

人語を話せるようになったか、あまり欲しい力ではないが構わんか

いや違う、問題は目の前の人物だ、こいつは、どうやってここまで来たんだ。



ここにとある悪魔と灰の雛の会合が開かれた

フェリックスがそれぞれの地域の風を感じるのが好きなのはずっと都会にいたから。というのが大きい

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