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異世界侵略VR~『メンヘラ・ヤンデレ』との修羅場劇   作者: メンヘラ天使
第七章『虹の竜姫』
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第六話『竜人の戦乙女』

 「チぃ! 四体中たった一体か!」


 召喚結果にそう吐き捨て、可憐な顔を歪ませる虹の竜姫。


 (やはり完全な召喚阻止は、出来なかったか)


 召喚されたレベル800の眷属竜を見ながら、ゴールドは心中で呟いた。


 (神の友人の天使剣ソード・オブ・ラグエルの強化バフで召喚術自体が強化されていたからな、妥当だな)


 「マあいい。攻撃開始だ!」


 そうこうしているうちに、虹の竜姫は、眷属竜と共にゴールドに襲い掛かった。


 「二体一か」

 

 呟きながら、相対する敵を見据える。


 (眷属竜。レベル800の竜人の戦乙女(ドラゴンバルキリー)か)


 聖なる戦乙女の鎧と剣を装備した、竜人の女性。

 虹の竜姫と同じ人間の女性に見える見た目である。


 金髪に、白い肌、小柄ながら整たスタイルの女性らしい肉体。

 しかし、頭から生えた二つの白い角。鋭い爪。そして人外の瞳孔が割けた金色の瞳。


 それらが召喚されたモンスターであると感じさせるには、十分な危険性を放っていた。

 本来なら四体召喚される四騎士になるのだが、阻害の結果一体のみであった。

 

 「セい!」「シい!」


 虹の竜姫が、両手の天使剣での二連斬撃を放つ。


 「ふ」


 それをサイドステップでゴールドは、躱す。


 「やあああ!」


 しかし、その回避先に回り込んでいたドラゴンバルキリーによる背後からの斬撃。


 「し!」


 だが、ドラゴンバルキリーに後ろ回し蹴りを放つことで文字通り一蹴する。


 「きゃあ!?」


 可愛らしい悲鳴を出して吹き飛ばされるドラゴンバルキリー。


 「A(ランク)魔法(マギア)! 竜の息吹(ドラゴンブレス)!」


 その隙を突く形で、虹の竜姫は口から得意のドラゴンブレスをお見舞いする。

 広範囲の虹色の魔力ブレスに対しても、ゴールドは即座に対処する。


 「ん、A(ランク)魔法(マギア)瞬間移動(テレポート)


 攻撃が当たる直前。瞬時に空間を移動し回避。


 「危ない、危ない。……しつこい!」


 距離が離れ、一息入れようとした瞬間。

 静寂は、破られる。


 「きゃあ!?」


 再び背後から奇襲してきたドラゴンバルキリー。その悲鳴。

 その原因は、裏拳を顔面目掛けてゴールドが放ったからだ。


 どうやら、このドラゴンバルキリーもテレポートしてきたのだろう。

 又しても軽くゴールドに蹴散らされたが。


お読み頂きありがとうございます。

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