表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界侵略VR~『メンヘラ・ヤンデレ』との修羅場劇   作者: メンヘラ天使
第七章『虹の竜姫』
93/137

第二話『無様』

 「――フん。まさか、俺様がこんな【無様を晒す】とわな」


 ゴールドと相対していた『人間にしか見えない姫』は口を開いた。

 その声は、口調に比して、非常に美しく嫋やかな乙女の声であった。


 「いや、可憐で美しいぞ、竜の姫」


 ゴールドの一応の称賛もこの姫にとっては、皮肉にしか聞こえない。


 「ハ! まさか【十三俗物帝】の為に用意した、蘇生変身能力を使う羽目になる。600年死と隣り合って得た力を使う。この意味をお前は理解できないだろう」


 その想いは、確かに彼女だけの物だろう。

 ゴールド問わず誰にも理解できない。


 だからこそ彼女も、美しい虹色の長髪を風に靡かせながら、自己完結した。


 「ダが、お前は、俺様に使わせた」


 その美しい虹色の瞳を怪しく輝かせながら、淡々と語っていく。


 「ナらば、お前は、俺様の600年をぶつける相手だという事だ」


 相対する存在は、美しいだけの姫ではない。


 人外の虹の竜姫。

 頭に生えた虹の角から虹色の魔力を迸らせながら口上を述べる。


 「ウけてもらうぞ、黄金のプレイヤー。俺様の全てを」


 その美しい白い肌を、戦意で赤らませながらの宣戦布告。

 それを受けたゴールドは。


 「――是非」


 文字通り是非もない。


 こうして、黄金の殺戮天使と虹の竜姫の最終決戦は、開幕した。


お読み頂きありがとうございます。


本日最高評価を入れて戴いた読者様ありがとうございます。


最高評価の星五を入れて戴き非常に有難いです。


作品作りの最大のモチベーションはやはり読者様の高評価なので、モチベーションに火が付きます。


本当にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ