第4話『失望』
「ヒ、ああ、ひあ、あは、は、は、はあ」
だが、相当な疲弊具合である。
それ程までに、あの暁の鉄槌は、凄まじい物であったのだ。
「――おお。流石レベル1000。カンストレベル。闇の盟主として強化された堕天使系のAAA級魔法を耐えたか、面白くなってきた」
すると、自分を批評する声が、かかった。
「――ツぅ!!!」
(ナ! どこにいる! どこに!)
レインボーヘブンズドラゴンは、自身の周りを見渡しましたが、誰も周りにはいない。
そして、今相手をしているのが、只物ではないと認識した。
(アビリティや魔法でもサーチ出来ない! ソレに先程の攻撃から配下の竜が見当たらない! 分断された! 意図もたやすく! こんなことができるのは!)
今の自身の陥っている現状。
それを再認識し、かつての経験から答えは、あっさりと出た。
(クゥ! 間違いない! プレイヤーだ! 再びプレイヤーが、現れたのだ!)
「ん? もしかして認識できない? そうか……その程度なのか……」
また、声が何処からともなく聞こえた。
そしてその声は、虹色の天神竜に対して、明らかに失望を露わにした声色であった。
「ツぅあ!? この俺様を愚弄するか! ふざけるな! 出てこい!」
天神竜は、姿が見えないゴールドに対して怒りを露わにする。
特にプレイヤーに舐められるのだけは、竜王にとって死んでもごめんなのだから。
「ああ、すまない。他の奴がザコでも、特別な異世界ステージだから、ボスだけは、かなり強いのかと勝手に期待した私が悪いだけだ。君は、気にしなくていい」
いけしゃあしゃあと、持論を展開するゴールド。
それがさらに、虹の天神竜の感情を逆撫でにしていく。
文字通り逆鱗に触れたのだ。
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