第一話『決戦の号砲』
――ゴールド率いるサタンパーティ陣営。
――レティシア達、ピースメーカー王国陣営。
――虹の竜王率いる千竜軍団陣営。
三者三様の戦う理由があった。
そして戦いは、当然の如く回避されることなく開戦の砲火が轟いた。
「――こちら最前線! 竜軍団を視認! 数多し! 千を超える竜種の軍団! まさに敵は、千竜軍団!」
最前線。
ピースメーカー王国の中心たる『王都』が遂に戦場になってしまった。
当然兵士や指揮官たちの緊張はピークを迎えていく。
だからこそ叫ぶ!
叫ぶ者は、ピースメーカー王国最高司令官。ピースメーカー王。
「よし! 皆の者よく聞け! 敵は、強大なるドラゴン達だ! 最早後には引けない戦いだ! 引けば国が滅びるだろう! 当然諸君らが愛する者達も同じ破滅の運命を辿るだろう! 私も失った! 失ってしまった! 愛する我が子達を!」
叫ぶ! 建前など不要な口上を除き、唯唯国王は、危機を叫ぶ!
「だからこそ我々は、引けない! 引いてはいけない! 国王たる余は、これ以上引くつもりはない! この国の幸せを守るため! この国に生きる民の生命・財産を守るため! 我々は、最後の最後まで戦い抜く!」
国王の叫びに連動するように各々が答える!
「おおおおおおお! ピースメーカー王国万歳!!!」
「国王陛下! 万歳いいいいいいい!!!」
「やってやるううう! 娘が大きくなるまで死ねるかあああ!」
「ドラゴン共後悔させてやる! この国に攻め込んだことを!」
臣下たち。兵士たち。各々立場は違えど思いは一つになっていた。
「さあ! 国を救おう! 皆の力で! ドラゴン達を打倒すのだ!!!」
王の檄が響き渡る!
「「うおおおおおおお! ドラゴンを打倒すぞおおおおお!!!」」
王命は出た。
臣下は、兵士は、民たちは、それに従う。
それが自分たちの使命だと心の底から信じられたからだ。
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新章第一話でした。




