第13話『兄と姉の死を受け、メイド姫騎士レティシアは決意する』
――ピースメーカー王国の重鎮たちが、今後の戦略会議を行っていた時。
その時を同じくレティシアの部屋に集まっていたゴールド達にも地方城塞都市のあらましが伝わっていた。
「まさか……ロック兄様やアリシア姉様が、戦死するなんて」
ショックを隠しきれずに顔を青くしながら呟くのは、戦死した兄妹であり同じ三騎士の一人であるレティシア・メドナイト・ピースメーカーである。
「残念だな。だが今は動いた方がいい」
そんなレティシアに短く返事をするゴールド。
「……はい。ゴールド様。余計に負けられなくなりました」
「ああ。その通りだ」
ゴールドのシンプルな返答に、今自分が何をやるべきか思い直したのか、レティシアはしっかりと顔を上げ答えた。
「それにまだ取り戻せるものが、ボクにはあるからね」
そうレティシアは、言いながら部屋に置いてある高級そうな入れ物に手をかけた。
「それは!」
レティシアが、箱から取り出したのは、西洋風の剣だった。
それを見て珍しく驚きの声を出すゴールド。
「ピースメーカー王国建国者、平和王。その方が残してくれた神話の武器。『平和王の四大天使剣』その一振り。雷霆の天使剣」
淀みなく自身が手に持つ神話の武器を説明するレティシア。
(な! なんだと! 神話級武装だと! 馬鹿な! こんな所で限定数30個の神話級だと! どうなっているんだ異世界ステージ!)
ゴールドが驚くのも無理はない。
神話級武装は、ゴールドが持つ、最上位の究極級武装の一つ下のランクの高位武装である。
(151種類、限定数3つの究極級武装に劣るとはいえ、302種類、限定数30個の神話級武装は、カンストプレイヤーでも一つも持ってないのが普通だ。つまり大抵のプレイヤーは、持っていない。その為リアルマネートレードでも軽く数十万以上の値はつく!)
驚いたのは、ゴールドだけでなく、後ろに控えている輝夜とエリザベートも息を呑んでいた。
「「 ・・・・・・」」
お読み頂きありがとうございます。
レティシアの決意でした。
次回はゴールドのにとっての……
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