表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界侵略VR~『メンヘラ・ヤンデレ』との修羅場劇   作者: メンヘラ天使
第一章『無自覚な異世界転移』
3/137

第三話『これってもしかして異世界転移? いやゲームの仕様だな! あれ? カーミラさんの様子が……』

 それは、玉座に座るゴールドのすぐ傍まで来て頭を下げる、いや下げまくるカーミラからの匂いだった。


 (馬鹿な! フルダイブゲームでもここまで匂いを再現できるわけがない! まるでリアルの彼女のリーリアが二人きりの時に甘えてくついてくる時に漂う女の子のいい匂いと同じだ!)


 そしてまたある点に気付く。



 (つゥ! というか、よく見ればゲーム視界映像もすごくリアリティーが上がっているよ! ありえない! まるで現実! フルダイブゲームは、文字通り脳から直接ゲームに繋がるシステムだけど既存技術では、確かこれ以上出力を上げると脳に負荷が出て、危険性があるのではなかったけ?)

 


 そのことに気付き青ざめるゴールド。


 (ま、まずいよ。俺の脳にダメージが?)


 しかしある事に気付いてはっとなった。


 (いや。まてよ。安全装置があったかな)


 そう。フルダイブゲームにはデバイスに安全装置があり安全にプレイできるのだ。


 (じゃあこれは……あ! やりやがったな運営!)


 さらに思案していると、とある答えにゴールドは、たどり着いた。


 (そうか! そうか! これが噂のジェネシス2だな!)


 ゴールドが、その見解にたどり着いた理由は、ある噂を聞いていたからだ。


 (そうだよな! ジェネシスも今年で十年目。いくらユーザー数3億突破した世界一のフルダイブオンラインゲームでも、そろそろ何かしないとその王座も危うい!)


 その噂は、最近まことしやかにジェネシスユーザーに囁かれる物だった。


 (これが所謂、君たちの課金はこんな事にも使われているよ。か! 今まで糞運営や頭ケチャップ詰まっているだの言って悪かったよ運営! 手のひらクルー! GJ運営!)



 過去の運営への罵倒は無かったことにし。ゴールドは運営をひたすら称えた。



 (まあ。お金は有り余ってそう。去年の世界大会の俺が手に入れた賞金も、オープントーナメント五十位は、1千万円。ジュニアトーナメント一位は、2千万円だったし)



 勝手に納得しながらさらに思案に耽るゴールド。


 (多分サプライズ実装だよね。テストだよね? というかサーバーの負荷とか大丈夫なの? 単なる増設だけじゃ絶対無理だよ。相当新技術を使っている? 寡聞にしてそんなすごい技術は知らないけど。まあ小学生の俺が知らないスゴイ技術が開発されていたのかな?)



 すると安心したのか周りを見る余裕が出来たゴールドは、ある事に気付いた。




 

お読みいただきありがとうございます。 


今回で主人公は大いなる誤解を抱いたままこの世界に関わっていくことになる回でした。


次回はヒロインの吸血姫カーミラの少しメンヘラ可愛い? 回です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ