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異世界侵略VR~『メンヘラ・ヤンデレ』との修羅場劇   作者: メンヘラ天使
第八章『ゴールドVSヤンデレ・メンヘラNPCのレスバ』
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第6話『吸血姫姉妹の第二次メンヘラ・ヤンデレキャットファイト』

 「……気取っていないわ。正しくエリザがヒロインよ」

 そんな激昂する妹の言葉を全く意に返さないエリザベート。


 寧ろ豊満な胸を張り誇らしげに微笑んでいた。


 『ふざけんな! ゴールド様のお嫁さんは、ヒロインはこのワタクシ! カーミラですの! 少しゴールド様と一緒にいただけで調子乗るんじゃねえですの!?』


 「……滑り台が滑った事を言っているのは滑稽だわ……」


 『誰が滑り台ですの!? 訂正しろゾンビ女!』


 「……誰がゾンビ女だ。帰ったら覚えてろよ似非おぜえさま」


 ――――二人の黒と白の美しい吸血姫が、醜い煽り合いを続けようとしたが。


 ――――第三者から待ったを掛けられた。 


 「――――うふふ。それ何時まで続けるの?」


 輝夜の短くも冷水を浴びせる一言に煽り合っていたブラットムーン姉妹も止まった。


 『うぅ! ……そうですわね』


 「……愚妹に付き合って無駄な時間を過ごしたわ」


 流石にゴールド大好き姉妹でも、この状況で何時までも恋の鞘当てをしている場合ではないと考えたのか、素直に自身の過ちを認めた。


 「うふふ。分かってくれたみたいね。それじゃカーミラ。貴方たちはお父様の意志に従い任務を全うする事で異存ないわね?」

 輝夜の再度の確認に対して、カーミラは本来の彼女らしく淀みなく優雅に淑女然として答えた。


 「ええ。ワタクシたちは、ゴールド様のご命令通りに王国の重鎮達を監視。特に親交関係を持った《レティシア・メドナイト・ピースメーカー》はサタンパーティの利益のために保護を行う。これでいいのですね」


 「うふふ。そうね。命令は以上よ――――」


 ――――こうしてサタンパーティはゴールドの意志に沿って動き出すのであった。 


お読み頂きありがとうございます。

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