告白されました
「それにしても退屈です……」
ワグナー家の領地に向かうことになって、五日ほど過ぎました。
最初の内は景色を眺めているのも良かったのですが、飽きてしまったのです。
何かをしようにも船内で出来ることは限られています。
私としては、体を動かす訓練などをしようとしたのですが……広い場所が無いので禁止されているのです。
以前までなら、搭載していたガーディアンの大半が過去の戦いで失われていたので空間がいっぱいあったのです。
それが……いまは荷物が満載なので運動などをするスペースなんてありません。
古代都市アズラエルガードに大量に作り置きをしておいたワインなどのアルコール類を全て引き上げてきたのです。
他にも私が眠っていた間に貯まってしまった素材関係なども可能な限り乗せてきたのです。
乗り切らなかった物資は、おじさまの船に積み込んでもらいました。
古代都市は王国に譲渡してしまうので、余計な物は全て回収することにしたのです。
こんなにいっぱい回収しなくても良いと思ったのですが、フィスさんが可能な限り売り払って資産にした方が良いと言い出したのです。
お金は大事ですが、私達の中で一番のお金持ちはフィスさんです。
おじさまの副官の方と何か交渉をしていたようですが、フィスさんのことを「資産運用を考えている個体は初めてだ」と呟いていました。
私が眠っている間も商会としての仕事は続けていたらしく、ちゃっかりと儲けていたそうです。
雇われ商会長のアリサさんは今もずっと事務仕事に追われているそうです。
搬送などはどうしていたのかを聞くと、軍の魔道船に運搬をさせていたそうです。
よくそんなことを引き受けていたのか疑問だったのですが、通常よりも高い運賃を支払って更に賄賂と言うか接待をしていたからなのです。
接待と言っても私が想像するようなことではなく、古代都市に交代で替わる人達が滞在している間の飲食を無償で提供していたからです。
料理人だけは、軍の給金とは別にフィスさんが払って雇っていたそうです。
材料だけは、シアやトランさんが森で狩りまくってくるのですから、魔核以外は余っていたのでタダみたいなものです。
そして、一般の人達にも高額なアルコール類を滞在中は飲み放題にしていたのです。
なので、軍の人達は喜んで荷物の運搬をしてくれていたのです。
自分達に好意的にしておけば、私が素直に条件を受け入れるように話しておくとおじさまに話していたそうです。
確かに私はフィスさんの提案通りにしたので間違ってはいません。
私は、もその手のやり取りとは無縁なのですから、代表にされていますが、お飾りみたいなものです。
終わったことは良いとして、空の上ではとにかくすることがないのです。
飛行甲板は空いているのですが、私の運動能力を見せるのはまずいと言う事で外に出ても寝転んで空を見上げるぐらいなのです。
そうなると私の日課は、お風呂で長湯をするかシアを抱き枕にしてベッドで転がるようになってしまいました。
最初の頃は最短で目的地まで行ける魔道船がとても素晴らしい乗り物だと思ったのですが……もしかしたら、時間が掛かっても陸路を旅でもした方が楽しかったのではないかと思えてくるのです。
私はじっとしているよりも何かをしている方が良いみたいです。
「エルナ。何者かが扉の向こうで往復行動をしています」
ベッドの中で目を閉じて大人しく抱き着かれていたシアが目を開けて私に警告をしてきました。
誰かが私の部屋の前にいるようですが、往復行動とは何なのでしょうか?
「誰かが訪ねて来たのではなく往復行動なのですか?」
取り敢えず分からないことは質問することにします。
「数分前から、扉の前で立ち止まったり左右に少しづつ移動するなどの無意味な行動をしています」
それは、私の部屋の前まで来たのですが、訪ねるのを迷っているだけではないのでしょうか?
その行動がシアにとっては往復行動と捉えられたようです。
「誰なのか分かりますか?」
この船に乗船している人物は私のお仲間以外にはおじさまと副官さんだけしかいません。
後は、フィスさんの船に常駐している作業用の魔人形が数体いますがそんな行動を取るわけがありません。
「歩幅と発する魔力量から推定するとレンスリットと想定します」
歩幅と魔力量がわかるのですか?
シアの観察力は本当にすごいと思います。
それで、レンちゃんがどうして私を訪ねてきたのでしょうか?
実は、レンちゃんが男の子と分かった時から、ずっと会えないままだったのです。
船にある自分の部屋に閉じ籠ってしまい何度も訪ねて扉越しに呼びかけたのですが、返事がもらえなかったのです。
フィスさんからは、そのうちに出てくるので心配は無用と言われていますが、おそらくは私のあの行動が原因なんだと思うのです。
どちらにしてもようやく私と会う為に部屋から出てきてくれたのですから、これはチャンスです。
ベッドを降りて音を立てないようにそっと扉の前まで移動すると私にも扉の向こうに誰かがいる気配が分かります。
以前の私なら、気の所為ぐらいにしか思わなかったのですが、いまはハッキリと感じるようになったのです。
扉に耳を押し当てると何かブツブツ言っているのも分かります。
その様子をシアが背後から見つめています……レンちゃんの行動も怪しいのですが、今の私の行動も十分に怪しいですよね?
ずっとこうしている訳にはいかないので、扉を開けると驚いたレンちゃんがいます。
私の姿を確認すると慌てて逃げようとしたのですが、今の私の身体能力なら捕まえるのは簡単です。
振り返って私に背を向ける前にレンちゃんの両肩を掴むと、そのまま室内に引き込みました。
そして扉を閉めて施錠をすると逃げれないように扉に両手を置いてレンちゃんと見つめ合うぐらいの距離にいます。
「レンちゃん、私に何か御用があるのですよね?」
私の言葉にこくこくと頷いて頬を赤らめて目を背けています……なんというか……女性の私が男性のレンちゃんを壁に押し付けているのですが、私が読んだことのある恋愛小説と逆の立ち位置なのではないかと考えてしまいました。
しかも、レンちゃんの仕草は完璧な乙女です。
今すぐにでも唇を奪って押し倒したい気分なのです。
これでは、どちらが男性なのか女性なのか分かりません。
ただ一言言えるのは……以前に後輩の子にちょっかいを掛けて成功したような気分です。
あの時にこのまま成功していれば、私は今でも学園に居たと思います。
そんなことを考えながらレンちゃんの反応を待っていると恥ずかしそうに答えてくれました。
「ぼ、ぼく……エルナさんに大事なお話がしたくて……」
「大事なお話とはなんですか?」
本当はその前に避けられていたことが知りたいのですが、まずは大事なお話を聞きたいと思います。
「最初に眠っていたとはいえ……エルナさんの全てを見てしまって本当にごめんなさい……僕は本当は男の子だったのですから、許されないことをした自覚はあります……」
それは、仕方がありません。
性別に関してはフィスさんがレンちゃんのことを女の子だと教え込んでいたからです。
諸悪の根源はフィスさんです。
「そのことに関しては、フィスさんが全ての原因なので責めるつもりはありません。それに眠っている私の介護をしてくれたのですから、感謝しかありません。ですが、どうして自分が男の子だと知ったのですか?」
「ぼ、僕に付いている物がエルナさんに無かったので……フィスに聞いたのですが……フィスからは「実はレンスリット様は男の子なんです」と教えてもらったからです」
レンちゃんはこれまでに男女の体の違いすらフィスさんに教えてもらってなかったようです。
他人との接触をさせないようにして自分の思い通りに教育してきたのですから、当然かもしれません。
フィスさんは将来的にレンちゃんをどうするつもりだったのでしょうか?
「そして……男性が女性の裸を全て見てしまったので責任を取らないといけないと教えられたのです……だけど、僕はバートランド王国の王家の者ということぐらいしか持っている物がありません。しかもフィスに保護されている身なのですから、そんな僕がエルナさんに対して責任が取れるのか、とても悩んでいたのです」
確かに全てを見られていますが、レンちゃんなら許しても良いと考えています。
私もいつもレンちゃんと一緒にお風呂に入って、その未成熟な体を見たいと考えていたのです。
どちらかと言うと私の方が相手の裸が見たいという欲望が強いと思います……。
「それで、レンちゃんの大事なお話はどこまでなのですか?」
責任を取るということなので、私の正式な恋人になってくれると言う事ですよね?
レンちゃんは男の子ですが、見た目は完全な女の子です。
無口でクールなシアも良いのですが、頬を赤らめて恥ずかしがっているレンちゃんもとても捨てがたいので、この際は男の子でも構いません。
アレが付いている以外は、完全な美少女といっても良いレベルなのです。
「僕と結婚を前提にお付き合いをしてください! 僕は皆さんのように戦うことはできません。出来ることはお料理と洗濯やお掃除ぐらいしかできませんが、エルナさんに喜んでもらえるように一生懸命頑張ります!」
恋人の段階を突破して、プロポーズをされてしまいました!
しかも私とは特技が正反対になります。
私は簡単な料理程度しかできませんが、レンちゃんは大抵の物は作れます。
特にお菓子やデザートの類もお店顔負けの腕前です。
古代都市にいる時は私が甘い物が食べたいと言うと、次の日には作ってくれたことがあるのです。
次に洗濯や掃除が得意なことは知っています。
考えてみたら、私が死にかける前の洗濯物は全てレンちゃんにお願いをしていました。
王女様にさせることではないと言ったのですが、「僕にできることはこのぐらいなのでさせて欲しいのです」と言われたからです。
なので、既に私の着ていた物は全てレンちゃんに洗ってもらっています……そして、下着に至るまで全て綺麗に畳まれていたのですから……今更隠しきれるものもありません。
おまけに個室の掃除もしてもらっていました……ベッドメイクも完璧でしたので、いつも気持ちよく眠れていました。
以前の私はベッドのシーツなどもたまにしか直していませんでした……考えてみると女子力と言う物で私は完全に負けています。
そう考えると……私とレンちゃんは意外とお似合いなのかもしれません。
「レンちゃん……いえ、レンスリット様は国に帰れば王族なのですから、私とはつり合いが取れないと思うのですが、よいのですか?」
しかも本来でしたら、休戦中とはいえ敵国の人間です。
更に言えば、貴族とは言っても貧乏子爵家です。
魔物に襲われていなければ、身売りまでされる予定だったのです。
「僕は国に戻る気はありません。エルナさんが実家をお捨てになったように僕も庶民のレンでありたいと思います。それに王女のレンスリットは行方不明のまま居なくなった方が良いのです。幸いにも僕の姿を知っている者は限られていますので簡単には気付けません。でも……ワグナー公爵家に引き取られれば、エルナさんの方が身分は上になります。その時はメイドとしてずっとお仕えするつもりです……」
レンちゃんは私の為に国を完全に捨てる気でいます。
私とお付き合いをする為にここまでの覚悟をしてくれるなんて、とても嬉しく思います!
男の子ですが、いま私の前にいるレンちゃんは誰が見ても女の子にしか見えません。
アレが付いている以外は完璧な女の子なのですから、私も受け入れたいと思います。
「そこまで私の為に考えてくれているのですから、断る理由はありません。私もレンちゃんとは恋人になりたいと思っていました」
「それでは!」
「こちらこそよろしくお願いしますね」
「はい! エルナさんの期待に応えるように頑張ります!」
では、晴れて恋人関係になったのですから、最初の要望を満たしたいと思います!
「それでは、改めて恋人になったのですから、まずは一緒にお風呂に入ってくれますか?」
男の子ですが、見た目は女の子なのです。
レンちゃんの正体が男の子と分かっても、いつも願っていた願望を叶えることを優先したいと思います。
アレについては一度触れていますが、レンちゃんのでしたら問題はありません。
それに……目の前のレンちゃんの体つきはどう見ても女の子にしか見えません。
なので、本当に男の子なのか再確認をしたいと思います。
メイド服姿ですが、腰は細く胸の部分が膨らんでいるのがとても気になっているのです。
私の想像では、手の平に丁度収まるぐらいの未成熟な果実ぐらいの大きさに見えるのです。
恐らくは偽物か着ている服に細工がしてあると思うのですが……とても重要な確認事項と私は判断をしたのです。
「一緒にお風呂ですか!? でも……僕は男の子ですから……エルナさんと一緒に入るなんて許されないと思いますが……」
学園にいた頃に着替えを覗き見をするような男子生徒と違って、心が汚れていないのか異性の体を見ることが悪いことと思っているようです。
フィスさんに教育されたのに純粋な乙女に育っています。
思春期に変態的な性教育をされていても不思議ではないと思っているのです。
その辺りの事情は分かりませんが、レンちゃんがとてもいい子に育ったのは奇跡だと思います。
「大丈夫です。恋人関係になったのですから、一緒にお風呂に入るのは当然のことなのですよ?」
勿論嘘です。
レンちゃんはこの手の知識に疎いようなので、これからはフィスさんに代わって色々と教えたいと思います。
教える内容は私の都合に合わせたことになると思います。
そして、お風呂に入った後は、今晩から一緒に寝ることを義務付けしたいと思います。
そうすれば、両隣にシアとレンちゃんに挟まれて眠ることが出来ることで、私の心が満たされるはずです。
以前はコレットちゃんを隣に無理矢理に寝かせていたのですが、古代都市に着いてからは、調べ物ばかりに熱中しているので戻ってこない日が多かったのです。
コレットちゃんはシアから情報が聞き出したいから、私の提案を了承したにすぎません。
それでも時間を掛ければ……と、思っていたのですが、私の抱擁は古代の知識に勝てませんでした。
「わかりました……でも……僕は男らしくない体つきをしているので……とても心配です……」
それがよいのです!
今までは、肌が露出しているような服装をしてくれなかったのですが、確認をして私が満足をすることが出来れば理想的な状況です!
「では、早速お風呂に向かいましょうね!」
レンちゃんの気が変わらないうちに早速浴室に向かいました。
途中でフィスさんに遭遇したのですが、シアにお願いをして足止めをしてもらいました。
一緒に入ると言って聞かなかったのですが、記念すべきレンちゃんとの初めてを邪魔されたくありません。
なので、いまは扉の向こうの通路でシアに取り押さえられています。
少々扉の向こうが騒がしいのですが、脱衣所にレンちゃんを連れ込むことに成功しました。
そして、恥かしがっているレンちゃんを脱がしているのですが……なんとなくいけないことをしている気分です。
衣服の下には可愛らしい下着を付けているのですが……男の子には無いはずの物がレンちゃんには存在しています!?
偽物と思っていたのですが、本物の胸がレンちゃんにはあるのです。
サイズ的にも年相応に標準ほどあります。
好奇心が優った私は、下着を脱がせて触って確認をしたのですが……本物です!
しかもとても敏感なのか肌も上気しているのです。
これは私の男の子への認識が間違っていたのでしょうか?
レンちゃんにどうして胸があるのかを問いただすと自然に膨らんできたと言います。
私が不思議に思っていると、ある時期からフィスさんに必ず飲むように言われていた錠剤を必ず飲んでいるそうです。
なんとなくですが、それが原因なのではないかと私は思っています。
フィスさんのことですから、性別は変えられないのですが、外見だけは自分の好みに近づけようとしたに違いありません。
全てを脱がしてしまったので、恥ずかしがりながら胸と大事な所を隠している姿は完全な美少女と言っても間違いはありません。
体つきも私よりスタイルが良い気がします……じっと眺めているとレンちゃんからお声が掛かりました。
「エルナさん……僕だけ裸になっているのはとても恥ずかしいです……それにそんなじっと見つめられるなんて……おかしい所でもあるのでしょうか……あと、口元から垂れている物がありますので……拭った方が良いと思います……」
ついレンちゃんの体を見入っていたので、私の口元から涎が垂れてしまっていたようです。
すぐに拭いましたが、本当に男の子なのか勘違いしそうです。
我慢が出来なくなった私は、自分の着ている物を脱ぎ捨てるとそのまま浴室にレンちゃんを連れ込んで一緒の湯に浸かりました。
湯船の中で背後から抱き着いているのですが……この抱き心地は絶対に女の子です!
つい胸も揉んでしまいましたが、その反応も女の子そのものです。
色々と堪能してから、通路に出るとフィスさんがとても満足そうな表情をしていました。
「エルナ様、レンスリット様の体はどうでしたか?」
「とても良かっ……ではなく、説明をしてもらえますよね?」
「満足なされたのでしたら、問題はなかったと思うのですが、例えば何でしょうか?」
私が何を聞きたいのか分かっているのか、楽しそうな表情をしています。
通路で話すことではないので、私の部屋に行くことにしました。
そこで、レンちゃんの体について問いただしました。
大体は予想通りでしたが、完全な人体改造です。
フィスさんの最初の登録者である方は同性愛者ですが、男性を女性らしく出来ないかの研究もしていたそうです。
その研究成果が成長期に開発した薬剤を与えることで身体機能を女性に近づける薬を作り出していたそうです。
これを一定期間与えると人によって効果が変わってきますが、女性の体に近くなるそうです。
効果がない人にはあまり変化はないそうなのですが、レンちゃんはフィスさんが育ててきた中では一番の適合者とのことです。
1つだけ問題があるとすれば、変化に応じて体が敏感になってしまう事です。
だから、レンちゃんは少し抱擁した程度で体が反応していたのです。
レンちゃんが肌を晒さない服装をしていたのは、その所為なのです。
他にも副作用があるのですが……内容が恥ずかしかったので聞かなかったことにしました。
話が終わった所で、今度は私とレンちゃんで早く子供を作って欲しいとフィスさんからお願いをされました。
フィスさんの計画では、私の孫の代で自分の理想的な人物を育成して登録者にしたいからと言うものです。
まだ恋人関係になったばかりなのに早くも孫を希望されています。
更にはレンちゃんにも積極的に自分をアピールしなさいなどとアドバイスをしています。
親代わりにのフィスさんに言われているので、頬を赤らめながら「頑張って奉仕を致します……」と、答えていますが、なぜ奉仕になっているのでしょうか?
これは事前に私に告白をしに来る前にフィスさんに何か言いくるめられているのかもしれません。
後で確認だけはしておいた方が良いと思います。
レンちゃんは完全な温室育ちみたいなので、フィスさんに与えられる情報が全てだからです。
何にしてもそう言う事でしたらと……その夜からは一緒に寝る時の場所は私の両隣はシアとレンちゃんにしたので、フィスさんには遠慮をしてもらうことにしてもらいました。
最近は寝る時にやっと私の隣を確保したのに早くも去ってもらうことになりました。
かなり抵抗をしたのですが、目的の為なのではと言い切って諦めさせたのですが……結局は私の足元にいます。
いくら何でもベッドが狭くなってしまうので無理と思ったのですが、私とシアがレンちゃんの部屋に引っ越すことになったのです。
初めて案内されたレンちゃんのお部屋は、とても乙女チックな装いと大きなベッドがあったのです。
これだけ大きいとあと三人ぐらい増えても問題ない大きさでした。
そして、その晩からは私の足にフィスさんがまとわりついているのですが……眠らないフィスさんが私が眠っている間に変なことをしないことを祈るばかりです。




