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ピカリング草稿 The Pickering Manuscript  作者: William Blake(翻訳:萩原學)
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黄金の網 The Golden Net

処女3人が日中に泣く

男はどうする、逃げるのか

Three Virgins at the break of day

Whither young Man whither away

ああどうして!ああ何と!

いつまでも泣いて涙を流す

Alas for woe! alas for woe!

They cry & tears for ever flow

燃える炎に1人は包まれた

金網に1人は包まれた

The one was Clothd in flames of fire

The other Clothd in iron wire

涙と溜息に1人は包まれた

眩しく明るく我が目の前で

The other Clothd in tears & sighs

Dazling bright before my Eyes

網を張ったは(きん)の糸編んだ

大なる枝に(しか)と吊り下げた

They bore a Net of Golden twine

To hang upon the Branches fine

泣き顔を見た私もつられて泣いた

その愛と美しさとを体験し

Pitying I wept to see the woe

That Love & Beauty undergo

焔の中に焼き尽くされる

満たされない欲望にあり

To be consumd in burning Fires

And in ungratified Desires

夜を昼に継ぎ涙に包まれ

我が魂まで溶けて流れてしまい

And in tears clothd Night & day

Melted all my Soul away

皆我が涙を見て微笑むや

魅了さること天そのもの

When they saw my Tears a Smile

That did Heaven itself beguile

黄金(こがね)の網を空に張り

柔い綿毛の歯車に掛け

Bore the Golden Net aloft

As on downy Pinions soft

我が1日の朝にかけ

私は漂うその網の下

Over the Morning of my Day

Underneath the Net I stray

今や(こいねが)うは燃える火を

今や希うは金網を

Now intreating Burning Fire

Now intreating Iron Wire

今や希うは涙と溜息を

朝日は上るそのときに

Now intreating Tears & Sighs

O when will the morning rise

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