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勇者少女のチートがすぎます。  作者: フローラルカオル
新たなる町
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露天風呂

夕暮れ前に新しい街までたどり着いた。みんなそれぞれ、やっとかー。って顔をしてる。

宿屋が柔らかな明かりを灯し、薄暗くなった青い影のなか、浮かび上がる。


フィオルも

「やっとだね」


なんだかんだクタクタだ。イレギュラーなルート変更や、思いがけないアクシデント。そんな事があって、今回の旅は一段と疲れた。

アットホームなログハウス風の宿屋は疲れた女の子達を優しく迎えた。







フィオルは

「あーあ。やっとお風呂入れるね」


部屋に向かおうとする勇者一向。


すると、メイサはアイラにトントンと肩を叩き、指差す。その指差した先に、木の板に彫り込まれている文字。『露天風呂』

マヤや、サーラも気づく。


それぞれ、あっ、て顔をしてから、うん。と頷く。

そして、なに食わぬ顔で部屋まで向かったのだった。











いつものように夕飯は自分達にとってのご褒美。チーズフォンデュをした。チーズのこってりとした風味がいい。パンとも良く合う。それと、ハーブで焼いたチキンも絶品だ。

いつになくご機嫌な女子達。

何食わぬ顔をしていた女子達も雑談に興じていると


「ご飯も美味しいし、ここ、温泉が有名なんだって」

目ざとく気づいたフィオルが言う。


魔王との決戦の地に向かう先の村は自ずと自然豊かな場所になっていく。ここは昔は人と魔物のせめぎ合う境となる街だったが、今はのんびりを売りにした温泉で昔の名残もない。壊れた要塞跡の壁が観光にどうぞといった風情で残ってるにすぎない。


メイサは

「ゆっくりお風呂につかれるのは嬉しいわね」

等と涼しい顔で言う。


アイラもあくまでワクワクしたのを隠しつつ

「疲れたからなー。これでゆっくり疲れを流さなきゃなー」


サーラも

「ん、疲れた。早く入りたい」


マヤも

「そうだよー入ろうよ。」


フィオルも

「露天風呂だって。広いお風呂だからみんなで入ろっか?」

なんと、向こうから言ってきたではないか。渡りに船。


みんな賛成ー‼となって、食事を切り上げてお風呂に向かった。




源泉かけ流し。自然の岩を使った露天風呂は広々として、日々の暮らしに疲れた旅人の心を癒してくれる。

雄大な景観を売りに、大自然に抱かれた絶景。その脱衣所で勇者達は重い装備から解放され、ありのままの姿に戻っていく。


タオル禁止。


そんな立て札を見て、少女達は恥ずかしそうにほほを赤らめた。

湯気の立ち込める中、お湯に浸かる前に体を洗い、タオルをハラリとそこに、置いた。


メイサが言う。

「全然見えないわ」


眼鏡が曇っている。もはやない方が良く見えるかもしれない。アイラが

「諦めろよ」


しっかり見たかったのがあだとなっている。メイサは諦めメガネを外した。目付きがキリリとしている。厳しそうで、それでいて美人だ。


フィオルはお湯につかったたゆんたゆん揺れる乳を軽く手で隠している。この後におよんでまだ隠す気らしい。

その他は隠す気がない。サーラは岩に両手を広げて置き3番目に立派な胸を堂々と披露している。


メイサも堂々としているが、胸の小さい勢の二人、マヤとアイラは居心地悪く隠した。


マヤは声をひそめ、アイラに

「聞いてないよ。メイサでか乳だったよ」


アイラも声をひそめ

「なんだよ。これあたしらに対する嫌がらせか?」


マヤは

「だからあんなに余裕だったんだよ。メイサのくせに」


メイサはマヤの頭を鷲掴み。ついでに、そのでか乳はたゆんと揺れた。


「殺しましょうか?」

メイサの怒り。


アイラは

「乳で全部決まる訳じゃないぞー」

好戦的だ。もはやマヤとアイラは共同戦線なのだ。


サーラは

「他に何で決まる?」


アイラは

「お尻だ」


サーラは

「なるほどな」

意外と真剣に聞いている。


フィオルは

「あと、女の子らしさとか?」

くつろぎながら両手を伸ばし、のびーとする。しかし、残念ながらお湯が反射して見えない。お湯から下が見えない。


みんなそれに釘付けになった。フィオルは

「みんな違ってみんないい。なんてね」


そして、のぼせたフィオルがお湯から上がったら、とてもかなわないようなナイスバディが一瞬見えた。


フィオルは

「のぼせちゃった。先上がるねー」

タオルを巻いて歩いていく。みんな良いものを見たと思った。



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