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勇者少女のチートがすぎます。  作者: フローラルカオル
静まり返った坑道
73/86

城壁に守られた街を後にする時、サーラはなぜか門番に握手を求められ、拒否した。


そんなこんなあったが、今、うららかな小道を進んでいる。またしても散策するような気軽な様子でフィオルは進んでいく。飛び出すキングカナブンに掴みかかられてキャーってなったりして、倒した後、てへへって。

カナブンがフィオルの顔と同じくらいで、フィオルがカナブンになったと思ったと笑っていた。


のどかな小道はモンスターも飛び出す危険な道だが、怖いモンスターとばかり戦ってきた五人にとって脅威ではない。成長をすごく感じる時、幸せがあふれてくる。


「ふんふーん、ふーん♪」

フィオルは機嫌がいい。特に初日はこんな風な事が多い。ピクニック感覚だ。体力もついた分1日で進む距離も増えた。



目標攻略日数は7日。

なかなか次の街までは遠い。7日の間の野宿。いまだかつてない挑戦だが、そんな事も感じさせないくらいフィオルはウキウキしている。


その迂闊な足元に


プヨン


スライムだ。


「きゃーっ‼」

フィオルはこける。


メイサは

「そろそろ気を付けなさい」

杖でスライムぶっさす。


サーラが

「ふんっ」

一撃。


ブチャーッ

スライムぶちまけて、消える。汁恐れない人達。サーラもまた汁とか恐れない人だった。


マヤが

「うえーっ」

後衛のあまりスライムと戦わない人はまだ抵抗ある。


フィオルはそこで転がりながら

「えへへ」

もう何しても楽しいみたいだ。膝を払って立ち上がる。そしたら雲の影がかすめた。

灰色になった厚い雲がゆっくりと空を覆っていく。雨でも降るのだろうか。



ポツン



早くも降り始めた雨。

メイサは

「近くの洞窟に行くわ。こっちよ」

みんなを誘導した。駆け足で急ぐと、その間にもすぐに本降りになった雨がポツポツと降り注ぐ。


五分ほどたった後、山肌に現れた洞窟が現れた。

メイサはまだ入らないで。と指示し、アイテムメニューからライトを取り出した。それで洞窟の中を照らす。メイサは

「何もいないようね。入りましょう」


安全の確認がすんだらしい。一行は中に入っていった。中は洞窟と言うか、うろのようになっていた。あまり深くなく、ちょうど雨宿りにもぴったりだ。


いつの間にか激しく降り始めた雨。

アイラがそこの岩と岩に引っ掻けてロープを渡し、

「ほらほら、風邪引くよ。さっさと着替える」

等と言う。


メイサも

「この雨ならモンスターの動きも押さえられるわ。着替えましょう」

等と言った。ならいいだろうか。みんな服を脱いでタオルで体を拭く。狭い中は女の子達が五人うろうろするには少し狭い。


みんな着替えながら

「あら、肘があたったわ。誰かしら?」


サーラが

「すまない。鎧が脱ぎにくい」

なかなかガチャガチャやっている。


アイラが

「ちょっ、お尻触った?」


マヤが

「触ってないよ。ちょっとグーっで殴っただけ」


アイラは

「なんでだよっ」


マヤが

「近くにあったから」

堂々としてる。


フィオルは

「あーなんかわかるかも」

クスクス笑ってる。


アイラは

「まったく。火でも炊こうか。なんか暖まる物作るよ」

手早くミルクたっぷりのカフェオレと、カルツォーネというチーズとハムが中に入っているパンを網で焼いて渡した。



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