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目が醒めるとそこは…

 どうもボブジョニーです

 今回は蒼生が目覚めてからのお話です。新キャラ登場

「だい…ですか……おき…い」


 深く沈んだ意識の中で微かに声が聞こえる。


「はや……さい、…がたお…ます」


 自分の体が誰かに持ち上げられる感触がする。


 そのままユックリと持ち上げられゴツゴツした背中に背負われた。


 体に小刻みな揺れを感じて自分がどこかに運ばれている事がよく分かった。


「しかしよくみつけたな、オレなんかちっとも気づかなかったぜ」


 しわがれた声で自分を背負っている男が喋る。


 意識が戻り情報を得るため寝たふりをし聞き耳を立てる蒼生。


「ああ、風の精霊達がここに居ると教えてくれたんだ」


 艶のある声で答える女性。そのまま話続ける


「しかしこれは」

「ああ、間違いないコイツはウルフハウンドだ、しかし何かの間違いじゃ無いかこんなヒョロッちい奴が到底倒したとは思えないんだが」


 難しい顔をした男に女が答える。


「まあそう深読みするな、もしかしたら神術をを使って倒したのかも知れないからな。コイツが起きたときにでも聞けば分かる話さ」「(え?神術?何それ?言葉は分かるようだけど言ってる意味がサッパリ分からん)」


 すると男は蒼生を地面に横たえさせ首の弾け飛んだウルフハウンドへと近づいていく。


「だが、それにしたって妙だな、コイツの服も見たことねえが何よりこの死に方普通じゃねえぜ」


 そう言ってウルフハウンドの死体を軽く蹴る。


「頭が完全に消し飛んじまってる、まるで内側から炎神術<えんしんじゅつ>でも使ったかの様な無くなり方だ」


 いぶかしげな顔をしながら呟いていた。


「(そろそろ目を覚ましたほうが良さそうだな、それに聞きたい事が山ほど出来た)」


 なるべく自然なそぶりで起きる。


「う…んん」


 あたかも今、目が覚めたかの様に瞼を開く。          それに気がついた女性が声をかけてくる。          

「ん?どうやら目が覚めた見たいだな何処か痛い所は無いか?」


 心配そうな顔で自分の顔を覗きこんでくる女性、だがとおの本人は…


「(綺麗な人だな〜)」


 完全に見とれていた。だがそれも仕方ないだろう。透き通る様な白い肌、髪は海の浅瀬のような青色をしていてプロポーションは鎧で隠れてしまってよく分からないがそれでも最高の部類に入ることは一目で分かる。ルックスは、少し吊り目で厳しそうではあるがそれに輪をかけて美人だと思った。 そんな蒼生に今度は男が話しかける。


「おっ!起きたか坊主体の調子は大丈夫か?」


 今度は屈強そうな男が目に映る。

 肌の色は浅黒く、鎧の上から見ても分かる通りの筋骨隆々さ、

 頭はスキンヘッドで身長は190を軽く超えているであろう大男だ。


「はい、何とか大丈夫です。それよりもここは何処ですか」


 何よりもまず現状把握が大事。これからの行動に大きな支障が出る。


「何いぃ?ここが何処だかしらないだぁ?」


 不思議そうなその中に何か疑いを孕んだ様な目で問いかけてくる。

「はい、ウルフハウンドに追いかけ回されてしまって、方向感覚が狂ってしまって(嘘をつくのは心苦しいけど本当の事を言っても信じてくれないだろうし)」   


 しかたがないとそこで割り切る事にした。

 そこで今度は女性が答えてくれる。


「ここは神降山その北側の一般公開されている場所だよ」


「そうですか、有難うございます」 

「すみません、お手数をかけるようですが帰り道を教えていただけませんか?何分自分は旅人でここの地形に余り詳しくなくて。」 

 自分の環境への適応率に驚きながらもお願いしてみる。


「ああ、別に構わないよ。それよりも君に幾つか聞きたい事があるのだが、悪いが答えてくれ」


 こうして蒼生への質問が始まった。

 最後まで読んでいただき有難うございます。

 是非この作品にたいする感想が有りましたら、是非ともよろしくお願いします。

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