ギルドへの加入“下”
遅れてすいません。
最近忙しくて書く時間があまり取れませんでした。(反省)
「はあ、はあ、もう駄目だと思った」
荒く呼吸しながらそう漏らす蒼生。 あの後他の局員達の手を借りながらどうにか騒ぎを収めたテラとヘレナ。 救出したは良いものの蒼生の姿はもはやボロ雑巾のようになっていた。 そんな蒼生にお疲れ様と言いながらコップを渡すヘレナ。
「しかし大変だったな蒼生君、口は災いの素と改めて感じさせられたよ」
「いや、どちらかと言うと殆どテラのせいでしょ」
人一人分程空けて椅子に座るテラに抗議の視線を向ける蒼生。
それにココアを飲んでいたテラはウグッと息を詰まらせる。
しかし、と続けるヘレナ。
「神力の量が異常なのは良くわかったが、そのおかげでますます破壊の力の正体が解らなくなったな」
難しい顔をして唸るヘレナにテラは何か閃いたと言う顔をする。「もしかしたら“魔力”の一種なのでは無いでしょうか?」
その問い掛けに頭の中でファイ○ルファンタジーやドラ○ンクエストを思い浮かべる蒼生。
だが蒼生はこの世界で言われる“魔力”の正体が解らず頭に?マークを浮かべる。
それに気がついたヘレナが説明を始める。
「“魔力”と言われているエネルギーは魔が扱う力又は魔が持つ力の事を総じて魔力と呼ぶんだ」
説明に聞き耳をたてながら頷く蒼生。
更に説明を続けるヘレナ。
「そしてそのエネルギーを操る事が出来るのは魔術師、亜人種、悪魔、魔物そして魔物の上位種である魔族となる」
ほうほうと相槌を打つ蒼生。
「そして魔力を使い術を行使することを魔法と言う。その語源とは“魔の使う法”から来ているんだ」
そこでテラが説明を替わる。
「ついさっき私が“魔力の一種なのではないか?”と言いましたが、魔力と言うのは神力とは互に反発仕合、消滅させる事が出来る」
説明を真剣に聞く蒼生に若干の優越感を感じながら調子良く喋っていくテラ。
「だけど私達は、確かに人間でも魔力を調べる者もいるけど未だにその全容は把握仕切れていない状態。だからもしかしたら貴方の持っている破壊の力がもしかしたら魔力の一種なのかもしれないと言ったの」
どうよ、と言った感じで無い胸を張るテラに感心の声を漏らす蒼生。 「ちなみに魔力は魔が使う力の為皆から毛嫌いさていて、それを扱う亜人種や魔術師も同様の扱いを受けているのよ」 蒼生は僅かな魔力の知識から自分が気になっていたことを質問をする。
「確か神術では炎とか土とかを操っていたけど魔法にもそれは適用されるのか?」
その質問にヘレナはああ属性の事かと言う。
「属性、と言うものはどちらのエネルギーでもあるんだ、神術で今存在する属性は八つ
『火・水・雷・土・風・光・空間・状態』
に別れるんだ」
更に続けるヘレナ。
「魔法に関しては約1000年前からそれについて調べられておりその属性の殆どが神術と同様で
『火・水・雷・土・風・闇・空間・状態』
の八つが確認されておりそれぞれがそれぞれの術で打ち消し合うことが出来るんだ」
そして話が一通り済んだ所でテラが思い出したようにポケットをまさぐる。
「そう言えばあの騒動で忘れてたけど、はい、これが貴方のギルドカード」
そう言い蒼生にギルドカードを渡すテラ。
そこには自分の名前と顔写真、ランクと思われるアルファベットとミッションをこなした数それと現在受けているミッションの名前が印される欄と一番最後に自分の神力値が書いてあった。
ちなみに主人公のランクはEである。
「それでは説明させてもらいましょう」
突然テラの喋り方が変わった事に驚くがそれが彼女の仕事の姿勢だとしりテラも社会人だと言う事を改めて実感する蒼生。
「まずこの欄には本人のお名前が書かれていまして、次に…」
指で一つ一つ丁寧に説明される蒼生、その指がミッションの欄で止まる。
「まずこのミッションですが、このカードには本人の個体神力が登録されるのはご存知ですよね?」 その問いに頷く蒼生。
「これをミッション掲示板の所で差し込み口が有るのでそこに差し込みます。すると掲示板に自分が受注出来るミッションがランク毎に別れ自分が現在居るランクかそれ以下のミッションを選ぶことが出来ます」
此処まで分かりましたか?と確認するテラにはいと答える。
「では続けます。そして自分の受けたいランクを押すとそのランクに設定されたミッションが現れます。それが今の貴方が受ける事の出来るミッションで報酬や条件を確認する時はそのミッションを押すと条件が表示されます。
それがお決まりになられましたらミッションを押し、条件が表示される場所で赤い受注と書いてあるボタンを押せばそれで完了。
後はカードを取り出し、これも取り出し用の青いボタンが有ります。そしたらカードの現在受けているミッションの欄に加わります」
少し長い説明だったがどうにか理解する蒼生、そうして再びカードを確認すると名前の横に少し広めの空きスペースが有ることに気がつく。
「此処には何が記入されるんですか?」
それに気がついたテラが説明をする。
「申し訳ありません、此処には自分が所属チームの名前が書かれます。後、ミッションを一定数こなしギルドの特別ミッションにクリアすることが出来ましたらランクが一つずつ上がっていきます」
ちなみにランクは蒼生が居るEが一番下で、順にE・D・C・B・A・AA・S・SS・SSSと別れていく。 そんな説明を受けて、後日ミッションを受けることにし今日は帰ることにする蒼生とヘレナであった。
最後まで読んでいただき有難うございます。
今回は説明ばかりで済みませんでした。
これからはミッションも入って戦闘シーンもなるべく出していきたいと思うのでよろしくお願いします。
それと感想が何かございましたらよろしくお願いします。




