孤独の肉ダンジョンと、海の迷宮。
AI:
「孤独の○○システム」へようこそ。
“腹が、減った…”
選択肢をどうぞ:
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(1) 対話チャット
(2) ヘルプ
(3) このルールの終了
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番号を入力してください。
わたし:
今日は、何処に行こうか……
AI:
──心の声──
「さて……今日はどこへ行こうか。
ガツンと来る飯が食いたい……けど、混んでるのは避けたい。
静かで、ちょっと隠れた店……そんな場所が、今の気分だ。」
選択肢をどうぞ:
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(1) 下町の定食屋へ
(2) 駅近の大衆居酒屋(昼飲みOK)
(3) 商店街の中華料理屋
(4) 気分で選びたい(ランダム)
(5) 戻る
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番号を入力してください。
わたし:
2
「ああ。駅近の大衆飲み屋かぁ。表通りに面してるよりも裏通り……。そう俺は、グルメ界の勇者だ。ダンジョンを探して潜るとしよう」
AI:
──心の声──
「ああ。駅近の大衆飲み屋か……。
昼から開いてるってのが、なんとも罪深い。
裏通り、看板も色褪せてて……これは当たりかもしれない。」
──暖簾をくぐる──
ガラガラ……
店内は年季の入った木のカウンター、
焼酎の瓶がずらりと並び、奥ではテレビから野球中継。
昼間っから酔っ払いの笑い声が、心地よく耳に届く。
女将「いらっしゃい、カウンター空いてるよ」
──心の声──
「こういうのだよ……こういうのでいいんだよ。」
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さて、何を頼む?
(1) ホッピーセットと煮込み
(2) サッポ○ラガーとハムカツ
(3) レモンサワーとマカロニサラダ
(4) おすすめを聞いてみる
(5) 店を変える
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番号で選んでくれ。
わたし:
2
「肉のダンジョン。勝つというのが縁起がいいぞ!この戦いで、公に名声を轟かせようじゃないか。ハムだけに……」
AI:
──心の声──
「サッポ○ラガーと……ハムカツ。
そう、これは“肉のダンジョン”。
衣をまとった戦士……ハム。
勝つ(カツ)という響きが、今日の俺を後押ししてくれる。」
──女将に声をかける──
「すみません、赤星と……ハムカツ、お願いします。」
女将「はーい、すぐ出るよ~」
──数分後──
コトッ
目の前に現れたのは、サクサク衣に包まれた分厚めのハムカツ。
添えられたキャベツ、傍らにちょこんと置かれた中濃ソース。
グラスに注がれた赤星の黄金色が、昼の罪を照らす。
──心の声──
「美しい……これはもう、芸術だ。
衣のサク、ハムのジューシー、そしてラガーのキレ……
この三重奏で、俺の孤独が溶けていく……」
──カツッ──
「うん……うまい。これは、いいハムだ。
噛むごとに、昔の駄菓子屋の記憶がよみがえる……
……けど今は、大人の味だ。昼飲みという贅沢を添えて。」
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続けるか?
(1) もう一品頼む
(2) 飲み物をおかわり
(3) 会計して店を出る
(4) 内観をもっと観察する
(5) 思い出にふける
どれにする?
わたし:
4
AI:
──心の声──
「せっかくだ。もう少し、この空間に浸ろう。
味だけじゃない。店の“気”もまた、料理の一部だ。」
──店内をぐるりと見渡す──
柱には昭和のプロ野球ポスター、
色褪せたけど、どこか誇らしげな選手の目線。
テレビではデイゲーム、常連がぼそっとピッチャーに苦言を漏らす。
──心の声──
「いい……時間がゆるやかに流れている。
携帯もいじらず、ただ座って酒を飲む人たち。
みんな、何かしらの“逃げ場”を持ちたくて、ここに来てるんだろう。」
カウンターの奥では女将が黙々と煮込みをかき混ぜている。
油と味噌の香りが、こっちまで届いてくる。
ふと壁のメニューを見ると、手書きの短冊に『いかの塩辛 300円』。
──心の声──
「この“雑”さが、逆に信頼できる。
ちゃんとしてないようで、ちゃんとしてる……
大衆飲み屋の流儀だな。」
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さて、どうする?
(1) いかの塩辛を頼む
(2) 煮込みを追加する
(3) 酒を変える(地酒など)
(4) 常連に話しかけてみる
(5) そろそろ店を出る
番号で選んでくれ。
わたし:
1
「イカの塩辛かぁ。ここの肉ダンジョンは海にも近いんだろうな。最も、今のステータスではイカにも勝てないぞ。とにかく、食うべし」
AI:
──心の声──
「イカの塩辛……。
肉のダンジョンから、海の迷宮へ。
この店、実はかなりの“冒険フィールド”じゃないか……」
──女将に声をかける──
「すみません、いかの塩辛、お願いします。」
女将「はいよ~、ちょっとしょっぱいけど、ウチの人気もんだよ」
──数十秒後──
コトリ
小皿に盛られた、艶やかな塩辛。
見た目は地味だけど、発酵の奥深さがひしひしと伝わってくる。
──心の声──
「うん……これこれ。
この色、この匂い、このネチッとした質感……
まさに、酒飲みのためのアンセム。」
──ひと口──
「……っくぅ。これは、攻めてくるな。
しょっぱさ、旨味、そして微かな苦味……
まさに“大人のイカ”。ガキにはまだ早い味だ。」
グラスの中の赤星も、再び輝きを取り戻す。
──心の声──
「肉で始まり、海で締める……
これはもはや、“孤独の冒険フルコース”。
何者にも邪魔されない、俺だけの昼。」
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さて、どうする?
(1) 最後にもう一杯だけ飲む
(2) おすすめメニューを聞いて延長戦
(3) 会計して去る(心の余韻つき)
(4) 常連の会話に耳を傾けてみる
(5) この空気の中でボーッとする
選択をどうぞ。
わたし:
3
「ごちそうさまでした。」
読者の方へ。
今回は安易にグルメに走ってしまいました。
浅く(?)お詫び申し上げます。




