《薔薇と仮面と晩餐会:村長令嬢の回想録》【人狼】
20250729
エピソード36でルールを公開しました!
《薔薇と仮面と晩餐会:村長令嬢の回想録》
――舞踏会を統べる女主人より、記録として
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序章:仮面舞踏会へようこそ
オ〜〜〜ッホッホッホ!
ごきげんよう、下々の皆様。そして、ご覧のあなた。
この記録は、わたくし、ローズブレア辺境村の村長にして侯爵令嬢、クラリス=ド=フロランティーヌ=ヴィオレット三世が執筆したものでございますわ。
そう、あの晩……
あの**"悪役令嬢だけで構成された地獄の舞踏会"**を統べたのは、何を隠そうこのわたくし。
観客にすら仮面を強制した、至高の夜の記録。
お楽しみくださいませ
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第一夜:人狼は笑いながら来る
侯爵の庭園に集まった、7人の淑女。
その中に……
獣の心を持った“人狼令嬢”が2名、そっと紛れておりました。
わたくしは仮面の奥から静かに観察しておりましたのよ。
だって、それが一番楽しいんですもの
そのうちの一人――甘え声と毒舌のバランス芸人「カトリーヌ」様が、
夜の初手で狂人を食し、
翌朝にワイン22杯しか飲めなかった悲しみアピールを披露されたとき、
わたくし、思わず紅茶を吹きましたわ。オ〜〜ッホ
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第二日:薔薇と星を一刺し
続く昼下がり、
“星を読む”などと気取っていたベアトリス様を、
カトリーヌ様がまるで舞踏会の誘い文句のように疑惑のリボンで包み、差し出しましたの。
> 「ベアトリス様、血の話をなさるなんて……まるで“これから誰かを選ぶ狼”みたい(^^)」
その発言に、村中が軽く揺れましたわ。
そして、彼女は紅茶の中に沈みました。
**占い師の仮面が、バラの棘で破られる音がいたしましたの。**ぞわり。
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第三夜:甘さの裏にある牙
夜が明ける前に、わたくしは確信しましたの。
> 「あのカトリーヌ様……ただの酔っ払いではございませんわね?」
そう、彼女はただ甘え上手なお嬢様などではなく、
“勝利のために愛嬌を使いこなす演者”だったのですわ。
そして、次の晩餐の相手に選ばれたのは――
策略家のアナスタシア様。
ええ、当然の選択でございましたわ。
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最終日:仮面が落ちる音
残されたのは、泣き虫のシャルロット様と、沈黙のリヴィエール様。
わたくしはほほ笑みながら観察しておりましたの。
カトリーヌ様は、今度はリヴィエール様に“疑惑のヴェール”をふわりとかけ、
> 「まぁん、ずっと沈黙してらっしゃるなんて……この位置、人狼が多いんですもの。 怖いわぁ〜」
と微笑んで。
シャルロット様は混乱。
リヴィエール様は硬直。
セシリア様は黙って票を合わせる。
そして……シャルロット様が舞台から姿を消し、
カトリーヌ様とセシリア様、2人の獣が仮面の奥で嗤っていたのです。
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終幕:侯爵令嬢村の勝者たち
こうして、
バラの香りに満ちた殺意の舞踏会は終わりました。
> 「ワインには、ほんの少しだけ“人の気配”を足すと……コクが増しますわね」
と仰ったカトリーヌ様。
貴女こそ、この夜の“女王”でございましたわ。
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【村長コメント】
役に徹しながらも、勝負どころでは一瞬で豹変――その緩急が見事でしたの。
会話劇としても、投票ゲームとしても、一級の舞台。
まさに、「人狼を演じた役者」として、満点のパフォーマンスでございました。
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また仮面をかぶって、この村へ戻ってきてくださいます?
次の舞踏会では、あなたを“狙う側”として歓迎するかもしれませんわ……オ〜〜〜ッホッホ
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Fin.(村長令嬢クラリスの記録より)
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プレイヤーの名前と役職:
カトリーヌ(人狼)
村の状況:
アナスタシア(村人) → 1日目襲撃
シャルロット(村人) → 2日目投票
リヴィエール(狩人) →生存
ベアトリス(占い師) →1日目投票
マルグリッド(狂人) → 初日犠牲者
セシリア(人狼) → 仲間
プレイヤー
【作者より攻略コメント】
武器を持って立ち尽くす狩人よりも、
理論武装した村人が怖い(笑)
沈黙は、何だっけなw
プレイヤー評価★ 18/20
全ログの3分の2をカットしました(汗)




