第57話 清楚系ターニャ
にゃんずっちとのコラボが近づいた頃、ターニャさんに異変が起きた。いつもは、縦ロールの髪型をしているのに今日学校で会うと何故かロングヘアーになって居た。
いつもは、縦ロールで見慣れているから、とっても違和感しかない。
「え、どうしたの?」
流石に、この変わりようにビックリした僕はターニャさんに早速と聞く事にした。すると、髪の毛をかきあげて答えてくれた。
「ちょっと、イメチェンでもしようかと」
い、いつもの、ターニャさんと全然違う!!
「も、もしかして、頭を打って記憶喪失になったの?」
「違いますよ」
いつもは、お嬢魔様系の喋り方のターニャさんが、何故か今日は清楚系って感じがする。
だけど、昨日までは普通だったターニャさんが、急に清楚系になったのか不思議である。まさきに思い浮かんだのは記憶喪失かと思って居たのだが....違ったようだ。クラスメイト達もいつもと違うターニャさんに困惑している。
だけど、いつもと違い丁寧で優しい感じがあるとギャップがあり見た目は可愛いけど、お嬢様口調で今まで、話かけにくかったのだろう。男の子達が群がっている。その様子は、放課後まで続いた。
放課後の帰り道に、僕はターニャさんに何故性格とか色々と変わったか質問した。
「それはね。今度、私も一緒ににゃんずっちのアオさんとコラボすることができるから、昨日の感じではダメかなっと思って口調とか髪型とか変えてみたの」
どうやら、昨日ターニャさんともコラボする事になったことを伝えたことで、性格とか髪型を変えたらしい。
こんな、1日で人間って変わるんだなっと少し驚いてしまった。だけど、僕はいつものターニャさんの方がいい。
「だけど、ターニャさんの性格感じでアオさんとかみてくれたんでしょ?だったら、急に性格とか変えたら驚くんじゃないか?」
「た、確かにそうですね」
「それに、アオさんはお嬢様の感じのターニャさんが好きかもよ」
「言われてみれば、急に髪型とか口調を変えたらアオ様に驚かれてしまいますわね」
口調だけは、戻った。明日には縦ロールに戻すらしい。だけど、ロングヘアーのターニャさんって、お姉さんって感じで良かった。
縦ロールになると、何故か妹って感じがするけど。
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「え、ターニャちゃん。髪型もどしたの?」
「そうよ」
「ええ〜絶対ロングヘアーの方が似合ってるのに」
「だけど、俺は縦ロールなターニャちゃんも好きだ。子供っぽくって」
と、案外ロングヘアーなターニャちゃんはクラスメイトからは、かなりの好評だったらしい。
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