第46話 ターニャの悩み
私は、エルクを何とか人気を下げようとエルクと接近したは。だけど、流れというかエルクが所属している『ロニャー』に私も所属することになったわ。
まあ、今ではそれほど後悔していない。というか、今は事務所に入る前よりも楽しいと感じている。
だけど、そんな私にも悩みがあるのよ。え、超お金持ちの娘でも悩みがあるですって?それは、あるわよ。
色々とね。
エルクが、あの有名なファッション雑誌に特集されたのが羨ましいから悩んでいるとかではない。昔の私だったら、羨んでお金に物を言わせ何をしていたかわ分かんなかったけど....そんなことではない。
最近、エルクの胸がお大きくなっていると言う事だわ....だけど、私はあまり成長していない。毎日大きくなっているのではないかと、起きてからメジャーで毎日メイドに計らせているのだけど....数ミリしか変わらない。
そんな私を横目に、エルクはかなり大きくなっていると思うのよ。たぶん....実際に見たわけではない。だけど、最近薄着になった時にチラッと見えるブラ。エルクがブラをつけ始めたりダンスレッスンの時にエルクが薄着になると胸のあたりの服が少し盛り上がっているようにも見える。
気にすぎなの?だけど、私の方が少し年上なのよ。年上なりのプライドというものがあるのよ!!
「ねえ、エルク最近胸が大きくなってないかしら?」
「そ、そうかな〜あまり変わってないと思うよ」
目線を横にした。
「ねえ、ちょっと計らせてよ」
「い、いや」
「なんで、エルクを私の部屋に招待したと思う?」
「お、美味しいご飯を食べさせてくれるから....?」
「違う。私は、気になったのよ。最近何故か膨らんでいるその胸に。私はその胸がどのくらいあるのか気になって仕方ないのよ。だから、少し計らせてもらいますわよ!!」
私は指を鳴らしメイド達に合図を出した。メイド達は、エルクの左腕と右腕を掴み動けないようにした。
「これで動けないわね」
「や、やめ....!?」
メイドがメジャーを使いエルクの胸囲を図った。
「あら....あまり変わらないわね」
「そうですね。ターニャ様とあまり変わらないと思いますね」
「ひゃ!?」
「確かに大体同じ位なのね...」
私は、エルクの左胸と自分の胸を確かめてみたけどあまり変わらないと感じるわね。私がエルクの胸を急に揉んだから変な声を出して何かに目覚めそうになった。
「私の感じ過ぎだったのかしら」
「ですね。ペッタンから急に成長して大きく見えたのでしょう。お嬢様」
「そうね」
私と同じとわかって少しホッとした。これで、悩んでいた事も無くなりエルクとの約束通りご馳走を振舞ってあげたわ。
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