第45話 報告
モデル撮影を終え、数日が経った後に魔王様に呼び出された。
「よく来たな」
最近、アイドルとか勇者に接触したりと色々な功績をあげていると思う。
だから、四天王の復活?男に戻れるのではないか?と淡い期待を持って魔王様の部屋にやってきたのだが....
何故か?魔王様が僕がモデルになった雑誌を片手に持っていた。どうやら、僕はまだ四天王には戻れないようだが、どうして僕は呼ばれたのだろうか?
「あの....なんのようでしょうか?」
「ああ、エルクの雑誌見たがよかった。可愛かったぞ」
「あ、ありがとうございます」
魔王様に可愛いと言われると複雑な気持ちにはなるが、嬉しい。
「そこで、この雑誌にサインをくれないか?」
「え?いや、僕はサインとか考えたこと無いんですけど.....」
「そうなのか?じゃあ、今から考えて書いてくれ」
僕は、魔王様の頼みとあらばとサインを考える事にした。魔王様を待たせる訳にはいかない。だけど、サインとか見たことが無い。
どうか分からないが、ターニャに聞いてみると画像が送られてきた。名前をなんかグチャっとした感じで書けば良いことが分かった。
雑誌の表紙に、狐耳をつけた僕を見て魔王様の雑誌に狐耳と名前を書いた。
「これでどうでしょう?」
「うむ。ありがとう」
「あ〜ずるい〜私にもちょうだい〜」
魔王様の為に、飲み物を持ってきたフォコ様にもねだられてしまい、フォコ様が持っている雑誌にもサインをした。
自分の部屋に戻り、まったりしているとターニャさんからメッセージが届いた。『ふぁ!?なんで、雑誌の表紙というか特集組まれてるの!?』と来たので『出店を歩いていると話しかけられて流れで。もし、売上が良かったらターニャさんとグループで撮らせてて言ってたよ』と送ると驚いた顔文字が送られ電話がかかって来た。
「あ、あなた何気にすごいわね。エルクが乗っている雑誌はこの国?いや全土で人気を誇るファッション雑誌よ!!これに載ること自体すごいのに、さらに特集とか残大未聞なのよ!?」
声を荒げそう訴えて来た。そんなにすごい雑誌なのだろうか?なんか、社長が写真を撮っている感じで、全然すごそうには見えなかったけど....
「あ、あと、雑誌の服とかめっちゃ良かったし可愛かったわよ。特に狐耳を付けられて恥ずかしがっているところとか」
「え、へへへ〜」
どう、反応すればいいのかわからず愛想笑いで乗り切り電話を切った。
「実は、そんなにすごい雑誌だったのか〜」
あんまり実感が湧かないが、すごいんだな〜と思いベットに入って2度寝をすることにした。
********
「グレッド様。いい妙案が思いつきましたよ」
「ほお、何だ」
グレッドと二人っきりの誰もいない個室な場所でコソコソと男二人で企んでいる。
「この雑誌を見て頂きたいと」
「ほお、何だこのロリは。ふむ、可愛いな」
「い、いえ。確かに可愛いですが、24ページを開いてください」
「ゆ、勇者!?」
グレッドは、雑誌に写っている勇者に驚いていた。
「そうです。勇者とそのエリックと言われるアイドル配信者が勇者と一緒に写っているのです」
「それが、どうしたんだ」
首を傾げ、貴族の話を聞いた。
「はい。勇者は滅多に表に出ません。ですが、このロリとは一緒に写真に写っている。この意味がわかりますか?」
「そうか。勇者と親しいのか」
「はい。この子を攫い魔族の仕業とすれば....」
「勇者は動かざるえないな。よくやった!!」
グレッドは、魔王と勇者を戦わせる妙案を聞かされ高揚し貴族と一緒に立ち上がった。
「いえ、滅相もございません。ですが、お金の方をその、工面して頂きたく」
「お金は好きなだけ言え。俺が何とかしよう」
「わかりました」
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