第27話 配信
ターニャさんと一緒にアイドル活動をする事になった。
「よかったね〜」
「ん〜1人では無いだけ良かったのかもしれません」
一度、フォコ様の部屋に戻りどんな事を言われたのかフォコ様に報告をした。
それと、フォコ様にどうすれば良いのか知恵を貸してもらうために...
もう一通、ターニャさんからメールで届いていた。『同じ事務所に入ったから、エルクとコラボ配信するわよ。次はエルクの家でね。それと、衣装を決めたりしたいから』ときていた。
「どうすれば良いですか?」
「別に呼んだら良いと思うよ〜」
「良いんですか?魔王城に人間を」
「流石に、バレたら色々とあるから部屋を用意しておくね〜」
フォコ様が、色々と準備してくれるそうだ。
「ありがとうございます」
********
家は、人間の一軒家を賃貸として借りることになった。設定では、母と父がいる事になっているので、部屋には親がいる感じに家具などを魔王城から持ち運んだ。
「こんにちは」
「ふん〜平凡な家ね」
ターニャさんが僕とコラボ配信をする為に、家にやってきた。
配信は僕の部屋で行う。配信部屋で少し変わっているとおかしいと思われてしまうので、同じような部屋に作り替えた。
「こんにちは〜」
“エルクちゃん〜”
“こんにちは〜”
“やあ〜“
「今日はターニャさんとコラボする事になりました」
「来てあげたわ」
”お〜お姉ちゃん“
”来たか〜“
”今回は、エルクちゃんの家で配信か〜仲良いな〜“
「私が、エルクと同じ事務所に入ったてあげたわ」
”え?マジで!?“
”おお〜“
”おめでと〜“
ターニャちゃんって、無所属だったの?“
「僕も、急でビックリした」
「遊園地に行った時、エルクのお母さんから言われたからね。入ってあげたのよ」
”あの、狐耳爆乳人妻さんに!?“
”もう一度会いたい“
”可愛い“
“ママ〜“
”誘われたら、それは所属するわ“
「うあ、キモいわね」
「....」
僕もコメントを見てそう思ったが、何も言わないでおこう。
コラボ配信で、ターニャさんがローニャ事務所に所属する事になったことや、人間界でアイドル活動をする事を伝え配信を終えた。
「ふう〜」
「じゃあ、どんな服にするか決めるわよ」
「もう!?」
「そうよ。あと1ヶ月しか無いのよ」
配信が終わり、服を見に向かおうと玄関に向かうと2階から声が聞こえた。
「ちょ、ちょっと待って」
「だ、だれ」
ゼーフだった。いつの間にか、空き部屋に潜んでいた。
「お、お姉ちゃん」
「お姉ちゃん居たの?」
「う、うん」
ゼーフは、階段を降りてきた。
「私が、その服を作るよ」
「大丈夫なの?」
「お姉ちゃんは、一応...服を作るとかは得意だよ...」
僕は、冷たい目でゼーフを睨みつけた。
「じゃあ、2人ともこっちに来て〜採寸してあげるから」
僕達を誘導して、ゼーフが忍んでいた部屋に連れてこられた。最初見た時は、何も無かった空き部屋だったがゼーフに連れられ入ると色々と物が置いてあった。
ベットまで....
「じゃあ、ふたりとこ服脱いで」
「し、仕方ないわね」
「本当に服脱ぐ必要あるの?」
「ない」
そう、キッパリとゼーフが言った。
「そ、そうなの?じゃあ、なんで私を脱がしたのよ」「見たいから」
「変態だわ!?」
ターニャさんに言われても、仕方がないと思う。ターニャさんは、服を着て採寸をしてもらうことにした。
意外に、僕の方が大きかった。ターニャさんは、何故か僕を睨んでいた。
どんな服にするかは、ターニャさんとゼーフが話し合った。
僕は、スカートではなくズボンと発言したが拒否された。
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