第23話 お店
昨日のコラボしたことについて、フォコ様に報告をする為に部屋に向かった。
「フォコ様、コラボの報告に来ました」
最近、知ったのだがフォコ様が僕の後釜だったらしい。なので、フォコ様が四天王の仕事をしている。
上司に当たるフォコ様に僕は、コラボの状況を報告しに来た。
「....という感じで、またコラボする事になりました」
「なるほど〜その料理は美味しかったの?」
「はい、美味しかったです」
「ずるい!!私も人間界を偵察する名目で食べたい。だから、エルクちゃん。私と一緒に今から人間界でご飯食べに行くわよ」
と言われて、フォコ様が着替え人間界に行くことになった。フォコ様は、帽子と長いスカートを履き耳と尻尾を隠した。
僕は、昨日着た服を着用しようとするとフォコ様にダメと注意されフォコ様に別の服を用意された。
「これこれ」
僕は、スカートその服に着替えさせられた。
「よっし。行こ〜」
僕は、フォコ様に手を引っ張られ僕は人間界に連れてこられた。
僕は、ターニャさんの家に向かうために、他の店に見向きもせずに一直線に向かったので、初めて見る物ばかりで、目が引かれる。
人間界でも、学べるものが多い。魔界でも取り入れた方がいいのでは無いか〜と思いつつ美味しそうな料理が出てきそうにお店にフォコ様と入店した。
「美味しい」
「美味しいですね」
お肉を丸めてぎゅうぎゅうにして、焼いたお肉をパンに挟んだだけの料理だが、かなり美味しい。塩コショウ?いや、ソースが美味しいのかもしれない。
魔界では、ただ焼いて塩コショウしただけな料理しか出てこない。というか、そんな感じのお店しか魔界には無い。
なので、人間界の料理が羨ましく感じる。人間界を征服することが出来れば、魔界にも人間を持ってきて美味しい料理を作れるお店を魔界にも作ろう。
「次こっち!!」
「はい!!」
僕は、最初は乗る気ではなかったが、人間界の料理が美味しい。色々な所に食べ歩く食べ歩きを僕達は決行した。
「フォコ様、あのうどんと言う料理初めて食べましたが、美味しかったですね」
「だね〜私もこんなに美味しい物を食べ歩きするのは初めてで、楽し美味しかった〜エルクちゃんはそんなに食べたら太るんじゃ無いの〜」
「そ、そうでしょうか...」
少し、太るのが怖いと感じた。別に昔の僕ならそんな事思わなかったのにな。と思いながらも、デザートを食べに向かおうとした。
「あれ?エルク?」
「た、ターニャさん?」
偶然バッタリとターニャさんと出会った。
「その人は誰なの?」
「ママです〜」
僕が答える前に、フォコ様が答えた。
(昨日コラボした子でしょ。私の事は、ママって呼んでね。)
(わ、分かりました)
偶然出会ってしまった、ターニャさん。誤魔化す為とは言えママと言うのは恥ずかしさもある。
だけど、言わなければ、怪しく思われてしまう。
いつも応援いただき、ありがとうございます。
お手数ですが、ブックマークと☆評価でご支援いただけると嬉しいです。もしよかったら、下部の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にご評価いただけますと幸いです。




