第21話コラボ <ターニャ視点>
エルクよりも上だと言うことを示すために、ホラゲーを何とか耐えましたわ。
しかし、エルク。私が企んでいた事を見越してホラゲーを取り出してきたのではないでしょね。
配信中に、悪い悪態とかを暴いてやろうと思ったけども、ホラゲーが怖すぎてそこまで頭が回らなかったですわね。
配信が終わり、ちょうどお昼の時間ですわ。コラボを誘ったのは私なので、お昼は私の家で食べてもらいます。
「じゃあ、僕帰るね」
「ちょっと、待ちなさい」
「はい?」
「こっちに来なさい」
私が、エルクをもてなす為に手を引っ張り連れ出した。ご飯を食べる場所に呼び出したことに困惑しているわね。
お金持ちたるもの、コラボして貰ったお礼はさせてもらいますわよ。
「うぁあ〜」
驚いているわね。まあ、貴方みたいな庶民には一生食べることが出ないかもしれない高級料理のフルコースよ。
まあ、何故かママとパパが私の客人と言うことで用意してくれたんだけどね。
「ふふふ〜美味しそうでしょ」
「うんうん」
エルクは、どうやら食事に目が無いようね。目を輝かせているわね。
「さあ、座って食べましょ」
私がそう言い、座らせてあげたは。だけど、これは私の罠よ。
さあ、私の誘導尋問により貴方の闇を見せなさい。
その闇を、私がネットにさらして炎上させてにゃんずっちとのコラボを阻止よ!!
「美味しいよね?」
多分美味しいとは思うけど、口に合わないかもしれない。もし、そうなら別の食事を用意させようと思ったけど、そのような心配は要らなかったようね。
「美味しいです。こんなの、食べたこと無いです」
「そうでしょ〜」
だいぶ心を開いてきたようね。ここから、私が知りたいことを聞いていこうかしら。
「どうして、配信をしようと思ったの?」
さあ、吐き出しないさい。お金いっぱい欲しかった。にゃんずっちとコラボしたかったから。とか、不純な同期で始めた事を私にさらけ出しなさい。
クックック....
「何となくかな?」
「そ、そう。じゃあ、どうやってにゃんずっちとコラボを取り付けたの?」
どうせ、お金を使ったとか親戚の手を借りたとかなんでしょ。
「僕もどうして、コラボすることになったのか分からない」
意地でも、話さないのね。これは、私に警戒しているから心を開いていないから悪い部分を教えてくれないのね。
次々に私はエルクに色々と質問をしたが・・・・・・中々欲しい回答が来ないわね。
そっちが、その気なら良いですわ。貴方は油断して、うっかり話すようになるまで私がコミュニケーションを取って油断させますわ!!
「じゃあ、エルク。また、私とコラボしてくれますわね」
「良いですよ」
エルクは、少し考え承諾してくれましたわ。ここれが、私の作戦だとも知らずに。
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