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【書き出しコンテスト受賞作/未書籍化】色彩能力者の錬金術師  作者: 空松蓮司@3シリーズ書籍化
第1章 錬金術師専門学校へようこそ

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第39話 助っ人

 俺はフラムとアランを呼びに行く。

 部屋に、4人が揃う。


「いくよ」


 ヴィヴィがマナドラフトに手を伸ばしていく。

 緊張が走る。

 ここまでかなり苦労した。ここで失敗すれば全てパーだ。それだけは避けたい。

 頼む、成功してくれ……!


――バチッ!! ガチャン!


 錬金窯から、極光が飛び出す。

 極光は天井で弾けて、オーロラを作り出した。


「オーロラ!? すっごく綺麗です!」


 フラムがオーロラに見惚れた瞬間、筒からシャボン玉が飛び出した。


「来たぞ!」


 シャボン玉の中には、4粒の種が入っている。緑色の種だ。――鮮やかな、エメラルドグリーン。 

 ヴィヴィは蓋のあいた小瓶を突き出し、シャボン玉に当てる。シャボン玉は割れ、中の種が小瓶の中に入った。


「本にある通りの形状と色……せ、成功だ!」

「よし!!」「良かった……!」「やりましたね!」


 俺たちは同時に叫び、肩を組んだ。


「心臓ばっくばくでしたよーっ!」

「苦労した甲斐があったね……!」


 笑い合うフラムとアラン。

 俺はヴィヴィと目を合わせる。俺が小さく笑いかけると、ヴィヴィもクスりと笑った。



「……ほう。完成したのか」



 歓喜に震える俺たちの間に、その男は堂々と割り込んできた。


――コノハ=シロガネだ。


 横にはメイド、ラビィも居る。


「コノハ先生!? え、どうしてここに居るんですか!?」


 フラムが問う。


「ジョシュアの奴からここにお前らが居ると聞いたのでな」


 ヴィヴィがコノハ先生の前に立ち塞がる。


「約束通り、オーロラフルーツの種を錬成しました。これで、私たちのファクトリーの顧問になってくれますよね?」

「ふむ」


 コノハ先生は種をよく観察し、


「確かに完璧な仕上がりだな。しかし、一つ問いたい」

「なんでしょうか?」

「オーロラフルーツの種の素材の一つであるシャインアクアをどうやって手に入れた? アレは危険指定区域にあったはずだが?」

「!? それは……」


 俺とヴィヴィは苦い顔をする。俺と……多分ヴィヴィも、この急所は理解していた。正直に危険指定区域に入ったと言えば、原則退学だ。


 やはりと言うか、この男は俺たちの顧問なんてやる気がないのだ。


 たとえ俺たちがオーロラフルーツの種を錬成できても、この切り返しで潰す気だったのだろう。本っ当に性格が悪い……。

 アランも奴の思惑に気づき、拳を握りしめる。

 フラムは目を左右に激しく泳がせている。

 ヴィヴィの顔を見る。必死になにかを思考しているようだが、言葉は出てこない。コノハ先生は嫌味ったらしく口角を上げている。


 どうする……考えろ……考えろ!


「もしもお前らが校則違反を犯していたのなら、校長に報告し処分を――」


「俺だよ」


 どう返すか悩んでいた俺たちに、思わぬ助け船が来た。

 ジョシュア先生だ。


「ジョシュア……!?」

「俺が行って採取してきたんだ」


 扉から入ってきたコノハ先生はジョシュア先生に近づいていく。


「貴様……」


 ジョシュア先生はコノハ先生の睨みつけを笑顔で流す。


「どうしたコノハ。文句があるなら聞くぜ?」

【読者の皆様へ】

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