表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様こんなの頼んでないよ!(仮題)  作者: 道端に落ちてる軍手
7/7

七話

武具が買えない!!


武器屋や防具屋はあるのだが、俺の顔を見るなりすまなさそうな顔をして売れないと言ってきた。


………おい、調達しろとか言っといて売らないように圧力かけるとか馬鹿なの?ねえ、あの人達俺に何を求めてるの?


理不尽な父と学園長にイラつきを隠せず下を向きながら早足で歩いていた。

そして気がつくと見知らぬ場所にいた。

……ま、迷子になってしまった。



迷子になった俺は取り敢えず真っ直ぐ進む事にした。真っ直ぐ進んでいればいつか知っている道に辿り着くだろう………そう思ってた時期がありました。

どこに行っても行き止まり。引き返そうにもまず来た道が何処か分からない。それにもう日が落ちてしまっていて辺りは真っ暗。人も見ていない。


「どうしよう」


少し、ほんの少しだけ不安になった俺の目から汗が出てくる。このまま3日が過ぎてしまうのではないかと考えると益々不安になってきた。

もう歩く気力も無くなり、座り込んだ。体育座りをしてひたすら人が通るのを待つ。

それからどれほど時間が経ったのだろうか。


「どうした坊主」


俺の元に神が舞い降りた。




「がっはっは。そりゃ大変だったな坊主」


事情を聞いて笑い出した俺の救世主の名前はトゥルクさん。ドワーフで昔鍛冶をしていたそうだ。ただ、今はもう鍛冶をしていないらしく剣は打たないらしい。理由は教えて貰えなかった。


「どうしましょう。素手で森狼の討伐とか無理ですし」


「そりゃ土下座でもして誰かに武器を借りるしか無いんじゃないか?」


「僕みたいな奴に貸してくれる人なんていませんよ」


「そうだな。人はいないかもしれないな。それじゃあ人じゃない奴に借りたらいいじゃないか」


「そ、それって……」


俺はトゥルクさんの言葉に目を輝かせるが、世の中そう甘くなんてなかった。


「悪いが俺は今まともな武器は持ってねぇし作る気も無いんだ。だが、もしお前にその資格があると言うのなら俺が一つだけいい方法を教えてやろう」


「資格?資格って何ですか?」


「こいつを叩き折る事だ」


そう言ってトゥルクさんが持ってきたのは刀身から鍔にかけて全てが黒で染まった剣だった。

転生した天才ニートは異世界で最強でした。

の方もよろしくお願いします。


感想、アドバイスを待っています

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ