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桜の頃

作者: マツバラ

桜が舞い散る 春の午後


最近強くなった陽射しに


少し目を細めながら


二人で河川敷きをゆく


僕の肩の上にのった花びらを


君は優しく手に取って


春の青空へかざしてる


何が見えるの?


君は微笑みながら


もう一度 花びらを空へと向ける


君に近づいて隣で覗いてみる


澄んだ青空と


透きとおるような淡いピンクの花びら


桜並木の甘い香りと君の香りが


混ざりあう


春の爽やかな風が


僕たちの周りを通り過ぎる


先を走る花びらを追いかけて


二人一緒に駆け抜けた

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