表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編ホラー

現代ホラー 靴

作者: 七篠 久

これは、以前私が体験した出来事の話です。


秋口の少し冷える夜、仲間内でお酒を飲んでいた私はふらふらと帰路についていました。

記憶がおぼつかない中で歩いていたからか、よろけた拍子に足元の花を蹴っ飛ばしてしましました。


後からわかったのですが、交通事故で亡くなった男性への献花だったようで……大変申し訳ないことをしました。


その時は特に気にもせず自宅へ帰りました。


玄関口で靴を脱ぐと、足元に妙な違和感が残ります。

酔っていた私は気にもせず、そのままベッドで眠ってしまいました。


異変があったのはその次の日。


足の先に咬傷(噛まれた傷)のようなあざがありました。

酔って怪我でもしたのかなと思い、その日も外に出かけました。


外を歩いていると、どうもその傷が気になる。

じくじくと痛むような気がして、少しずつ歩みが遅くなりました。


その日は予定があったのですが、仕方なく早めに切り上げて自宅へ帰りました。


靴を脱ぐと、明らかに傷が大きくなっています。


おかしく思い、靴のサイズがあっていないのかと靴を見ると……











靴の奥の方から男性がこちらを見ていました。






私は畏怖で靴を投げてしまいました。恐怖で家の中に入り、ガタガタと震えていました。


その後、知人の住職さんに来ていただき、靴のお祓いをいただきました。

冒頭にもお伝えした通り、献花を蹴ってしまったことが要因だったようで……お祓いの後改めて献花をさせていただくと足の傷も快方に向かいました。


あなたは知らず知らずのうちに何かを蹴ってしまったことはありませんか?

それが献花やお供え物であった可能性は……?



あなたの靴の中にも



















転生物も書いていますので、お時間ある際にはぜひ。

https://ncode.syosetu.com/n5356hy/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ