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グールズバーグの春を愛す ~屍食鬼の街の魔法探偵事件簿~  作者: 吉冨☆凛
第二章 魔王の秘宝
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第三十二話 ネクロマンサー、ネクロマンサーを狩る

18菌警告喰らったので改稿致します。

これに続く2話は多分全面改稿が必要で、直した後には開港記念会館が立ちそうなくらいです。

 ゾンビの群れが蠢いている。僕は雑居ビルの屋上からそれを眺めていた。

 さっきまで、軍警やPMCどものスナイパーたちが放つ弾丸が頭上を飛び交っていたが、今では静かなものだ。

 これぞグールズバーグ。これぞネクロポリスだ。

 素晴らしい。

 死臭漂う死者の街。

 ここにいるのは、死者と僕、そしてキミだ。

 通常の捜査や勤務では得られない最高の気分だ。

 僕の作品(ゾンビ)たちは生者の匂いに惹かれ、街をさまよい始める。

 もちろん、僕はその生者には含まれていない。

 どうやら一人、罠に掛かったようだ。自信満々なのか、僕の可愛いゾンビを誘惑しようとしているのが感じられる。

 ソンビたちの視界をちょっと覗き見る。

 どの視点で見ても、冴えないおっさんだ。肌もくすんでいる。

 大方この世界に飛ばされてネクロマンサーの能力を付与されたけれど、死体を愛してない哀れな女神の傀儡だろう。

 僕は、一番攻撃力の高そうなゾンビに指令を送って、無造作に半殺しにした。

 次だ。

 今度はイキったガキ。

 やっぱり半殺しで転がす。

 次もダメ。

 ネクロマンサー舐めてんのか?

 次。

 ダメ。

 その次も。

 ダメ。

 僕の可愛いゾンビたちもいささか疲れ気味だ。

 次。

 必死に僕のゾンビのコントロールを奪おうと死霊魔法を掛ける女の子二人。

 一人は涙目で、もう一人は健気に戦っている。

 これだ! 僕が求めていた物はこれだ!

 ゾンビに適度に攻撃させつつ、僕は雑居ビルの階段を降りる。

 走るのはみっともないかな?

 でも、小走りになるのは抑えられない。

 もうすぐだよ。

 僕のプリンセスたち。

 一生冷え切った肌で僕に奉仕してもらおう。

 死のうと思ったって死ねない体にしてあげよう。

 僕は興奮を抑えきれないまま少女たちが身を潜めている部屋に飛び込んだ。

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