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さぁ、始めよう。

突発的なデートしてきちゃえを喰らった俺は、色々考えていた。

デートっていうのは付き合ってからするもんじゃなかったっけ?

高校の頃って付き合ってからデートしてたよね?

え、そもそも付き合ってないのにデートになるの!?

そんなこと考えても、もはやデートしたいと言うことで頭がいっぱいになった。


そんなある日、あの子からオススメのDVDを借りることになった。

同じ大学とは言え、なかなか会えないから会う前から緊張していた。

ん?これって好きってことなのか?

普段メールでしかやり取りしないあの子のことを好きなのか?



「久しぶりー」



そう、話しかけてきたあの子は白のワンピースを着ていてとても似合っていた。

見とれただなんて表現今まで使ったことなかったけど、きっと今の状況をいうんだなと思った。

オススメのDVD3枚借りて講義までの時間色々話した。

だけど、デートしようとは誘えずに解散してしまった。

去っていく後ろ姿に見とれながらなにやってんだと呟いた。


家に帰る前に大学2年にして童貞のきーちゃんちに遊びに行った。

きーちゃんは彼女ができるわけないから気安く家に行けるんだ。

デートに誘えなかったけどDVD3枚借りたことを伝えると



「デートに誘えなかったけどDVD借りれたんじゃなくて、DVD借りれたけどデートに誘えなかったんじゃないの!?DVDよりデート誘うことの方が強くね!?」



おうふ、童貞のくせに痛いとこつきやがる。

確かにそーだけどメールでしかやり取りしてないのにデート誘うのは難しい。

そんなことをため息つきながら言うとこいつはとんでもないことを言い出した。



「じゃあ、DVDを口実にデートじゃなくて遊びに誘えばいーんじゃね?遊びなら自然だべ」



こいつ、遊びとデートってなにも変わらないこと知らないのかよ…

とりあえず、誘うだけ誘ってみるかな。



「今度、DVD貸してくれたお礼にどっか行きませんか?」



そうメールを送信してしまってから考えた。

いきなり敬語っておかしくね!?

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