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道化の一家  作者: 雅史
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我が家の仕組み

普通の職業に就こうと言って見たはいいもののどうすればいいのだろうか。まず学校の求人は全て使えない。なぜなら親は道化師の家系に生まれた僕は絶対に後を継ぐと思っている、いや思っていなかったとしてもあらゆる手を使って僕のことを道化師に変えるだろう。ここで一つの疑問が生じるはずだ。代々道化師の家系は父親か母親どちらかの一族の家系のはずだから一方が道化師になれと言いそれを断った場合元々道化師の家系ではなかった方の一族の人々が別の道への配慮をしてくれるのではないか。しかしそれはないのである。ちなみに代々道化師を営んでいるのは父親の家系だ。ということは当然母親は嫁としてその家に嫁いだわけだがその時点で扱いは道化師の嫁になってしまったのだ。つまりその間に生まれた僕は跡取り息子ということになり今後もその家業を継ぐことになる、そういうシステムが自然と出来上がってしまっているのだ。他の代々道化師を営んでいる家系はもっと自由なのかもしれない。まぁ他にそんな家系があるのかはわからないが、とにかく僕の家ではこういった仕組みなのだ。

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