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道化の一家  作者: 雅史
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僕の進路

足立輅馬18歳の高校三年生。今は7月の中旬そろそろ周りの人達は進路の事を考えてる時期だ。あの大学に進学するとかあの企業に就職したいとか、僕も考えなければいけない。普通の高校生だったら、、、。

普通でいられない理由がある。僕には、いや僕たちには先祖代々普通でいられない理由があるのだ。もはや呪いと言っていいかも知れない。僕の家族は先祖代々から受け継がれる

「道化師」の家系なのだ。なんで道化師なんだ!普通代々受け継がれるタイプの職業は医者や寿司屋だ!いっても漁師だ!なんで道化師なんてトリッキーな所を選んだんだ!だいたい道化師ってどんな職業だ!なにをする仕事だ!主になにで収入を得てるんだ!全てが謎の職業だ。なんで家族の誰かが文句を言わなかったんだ!僕の代まで受け継ぎやがって。そこまで言うなら家業を継がずやりたい事をやればいいと言う人もいるだろう。だがそうもうまくはいかない、その自分が目指したものが俳優やミュージシャンなどの特殊なものだったらどうだろう。当然親には反対される。周りの友達も大半は同じだろう。しかし、同じくらい特殊な道化師と言う謎の職業は反対されない。むしろ応援される。なぜならばそれが家業だからだ。そして友達に将来なにになるの?と聞かれ、道化師と答えた場合も、なにソレ?そんな職業あるの?面白そうじゃんと変な興味を持たれる。これが他の職業につきにくい理由だ。そして、これが僕の一族にかかっている呪いだ。たがあえて僕は普通の職業に就職する。道化師なんてトリッキーな職業から脱し、安定した堅苦しい仕事をしてやる。それが今の僕の進路だ。



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